『キン肉マン』534話では、意識を取り戻したウォーズマンがまさかのペシミマン側セコンドへ! ロビンマスク攻略のための助言を連発し、「およそ27度」という超精密なアドバイスで、ロビンのタワーブリッジさえも完璧に回避へと導きます。
一方、弟子の“造反”でペシミマンの猛攻を受けたロビンは、怒るどころか笑いながら落涙。「いい…とてもいいぞ!」と歓喜する奇行の到達点へ。
なぜウォーズマンは敵側に立ったのか?
ロビンはなぜ嬉し涙を流したのか?
師弟関係の行方、ペシミマンに芽生えた友情パワー、そしてクロエへと繋がる伏線の可能性まで徹底考察します!
今週の注目ポイント
この記事にはキン肉マン週プレ最新話534(2026年6月15日配信分)の感想が記載されています。つまりネタバレ確実なため、十分ご注意ください。
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今週のキン肉マン第534話「ウォーズマンの造反!?」感想と考察
前回までのあらすじ
ファイナルスタンディングデュエルマッチで行なわれるロビンマスクvsペシミマンのエクストラマッチもいよいよ終盤!
ウォーズマンがロビンマスクに抱いたであろう恨みを返すべく奮い立ったペシミマンは、全身を発光させながら力ずくでロビンマスク式パロ・スペシャルから脱出! ゴールドラッシュドライバーで一気にロビンマスクを攻めたてる。
しかし、命を取り合うギリギリの闘いに奮起するロビンマスクは、空中からの刺突落下攻撃でペシミマンをマットに這いつくばらせる。ロビンマスクが完全に試合のペースを握ったこのタイミングでウォーズマンの意識が回復。
一旦はロビンマスク側のコーナーに立ったウォーズマンだったが、そのままペシミマンのコーナーへ移動して――!? 前回の感想は☞https://oreryu.site/kinnikuman15-120/
ウォーズマン造反!―敗者の誇りと勝者の敬意
師匠であるロビンのコーナーを素通りし、なんと直近の敵であったペシミマンのコーナーに陣取ったウォーズマン。その意図を示すであろう、注目の第一声は…

詰めが甘いぞ、ペシミマン!

ロビンマスクという超人は、あの程度の膝蹴り連打で音をあげるような男ではない!
という、ペシミマンへの激であり助言でした。この時点で、ウォーズマンがペシミマンサイドにつく意思があることが確定。闘いは
ペシミマン&ウォーズマンvsロビン
という構図となりました。
やはりこうきましたか。なぜペシミマン側に付いたかの真意はまだわかりませんが、彼が師と敵対する立場を選択したことがありありとわかるエールでしたね。
まあ今現在は闘いのオンタイムですから、このタイミングで自分の真意をごちゃごちゃと話すのはたしかに自然ではないです。ですのでそれについては、もう少し待ちましょうか。早く聞きたいけど(苦笑)。
そしてウォーズマンは続けて

やるなら徹底的にやれ。
そう、まさに殺すくらいのつもりでかからねば…

やられるのはお前のほうだぞ
と、脅しと見紛うばかりの迫力で、ペシミマンの尻を叩きます。
いや~、いいですね、ウォーズマン。何がいいって、
- 精神的にウォーズマンがペシミマンの上にいる
- 敵対しながらロビンへの最大賛辞がなされている
という2点がいいんです。
まず1ですが、ウォーズマンの語調を見る限り、立場が完全にペシミマンの上をいっているんですよ。指示をする側と受ける側という、絶対的な上下関係が成立している。
でもペシミマンって、ついさっきウォーズマンが敗北した相手ですよ? ドラえもんで例えるならば、
ジャイアンにボコられたスネ夫が、30分後に命令口調でジャイアンに指示出ししている
状態なんです(苦笑)。そんなミラクル現象が、こちらの気持ちをすごく高揚させるんですよね。

裏を返せば、ウォーズマンは試合という尺度では黒星がついたけれども、精神面ではペシミマンに競り勝った、という見方もできると思うんです。
ゆえに彼には“敗北者たる惨めさ”が微塵も感じられないんですね。それどころか“敗北者たる誇り”を、その言動から感じられる。そしてその“誇り”を、勝者たるペシミマンが“敬意”をもって受け入れている。
そんな二人の見えざる“誇りと敬意”を感じさせる描写を、私は“いい”と感じているのかもしれません。
2は、彼の助言すべてが、結果としてロビンの格を押し上げている点なんですよね。彼の言葉を翻訳すると

ロビンマスクはすごく強い超人なんだぞ
となりますから。
つまりウォーズマンは師匠の元を去り、敵対するという衝撃的選択をしながらも、
絶賛師匠アゲ中
という、二律背反する離れ業をこなしているんですね。
この“奇妙なwin-win関係の成立”は、逆にロビンとウォーズマンとの絆の深さを浮き彫りにしており、そんな変化球的なロマンが私をニヤリとさせているのかもしれませんね。

少年探偵再び―ミートのおあずけ推理
このウォーズマン造反の真意について、読者の代弁的な会話をしてくれたのが、モハーヴェ砂漠にいるスグルとミートでした。

なんでウォーズマンはロビンマスクでなく、自分を倒したペシミマン側のセコンドに付いとるのだ?
というスグルの問いは、読者の疑問そのものですよね。それに対して

いや、ウォーズマンの気持ち…ボクにはわかる気がします
と、ウォーズマンの真意についての理解者たる発言をするミート。

実はロビンのことを恨んでおったというのか?
というスグルのひねりのない(苦笑)予想に対し、

そんなことはありませんよ
とそれを一蹴すると、

だからこそです。
この世でロビンマスクという超人を最も知り尽くしてるのがウォーズマンです
と、持論を展開。このミートの雰囲気、以前彼がグレートⅢの正体推理に勤しんだ時の、少年探偵モードをほうふつとさせますね。ところが

そんな彼がこの選択をしたということは…
という言葉の途中で場面が変わってしまい、探偵の推理はお預けです。う~ん、悩ましい! まるでエサを目の前に、

待て!
と命令されている犬の気分です。ゆで先生、早く教えてほしいワン(笑)!

友情パワーのラーニング―ペシミマンに芽生えた新たな価値観
ではウォーズマンのエールを聞いたペシミマンは、どのように反応したのか。

ニキニキ、そうだな、ウォーズマン

テメェの甘ちゃんぶりが移っちまったようだ。
これじゃあいけねぇなぁ
と、すんなりと助言を聞き入れます。ただ…そこにきちんと“悪態”を挟んでいる点が、いかにも彼らしいというか(苦笑)。
そして彼は再度体を発光させ、不屈の精神で立ち上がるのですが、その理由がまたもや彼らしいんですよ。

オレたちのように虐げられてきた者たちすべてにこの闘いを、オレは見せつけてやりたくなってきたのさ。負けられねえよ

そうすると身体に力が湧いてきやがる。不思議なモンだな!
ですから。要は

恨みつらみを持つ社会的弱者を代表して、のうのうと生きている社会的強者に一泡吹かせてやりたい
という、劣等感情が強めな復讐心なんですよね。厭世家たる彼の、陰陰滅々具合がとてもよく表れているんですよ。
そんな彼の暗くてねじくれたモチベーションですが、“陰陰滅々”という歪んだ思念を拭い去ると、実はかなりピュアなモチベーションが現れることに気づかされるんです。それは
弱者に誇りと勇気を与えるために闘う
という理念です。そう、突き詰めると彼の思いはとても高尚なんですよ。多くの仲間の尊厳回復が彼の原動力なんです。
おそらくですが、彼の人生において、このような意欲が生まれたのは初めてのことではないでしょうか。だからこそ彼は、経験したことがないこの現象について

不思議なモンだな!
と、口にしているわけです。自分に起きている現象に、半分戸惑っているのでしょうね、きっと。
つまり今、彼は学んでいるんです。仲間を強く思うとあふれ出る力…友情パワーを。そしてそのようなエクストラ・パワーが存在しているという事実を。

そんな彼の意識改革や、新たな力の萌芽を導いたのは、やはり後ろに立つウォーズマンなのでしょう。そしてこの事実があるからこそ、今の彼らの間に存在する
精神的にウォーズマンがペシミマンの上にいる
という構図は、自然と成立するのだと思います。
そしてこの経験を経たペシミマンが、
- 刻の神より与えられし1億パワー
- 友より与えられし友情パワー
のどちらに価値を見出すか…それがペシミマンの今後の動向を左右するような気もしますね。
脚本家・ロビン―二人に仕掛けた壮大なドッキリ?
そしてウォーズマンの造反に対して、ロビンがどのような反応をするのかも大きな注目点でした。結論から申し上げますと、
ロビンはまったく動じていない
です。先のウォーズマンとペシミマンとのやりとりも、腰に手を当てた仁王立ちで聞き流すのみ。まさに“不動”です。
ただ微動だにしないということは、彼が

そうなることを予想していた
もしくは

そうなるように仕向けていた
ということの、逆説的な証明になるような気もしますね。つまり事はロビンの書いた脚本通りに進んでいる、ということです。
そして上から見下ろすようなこの厳しい振る舞いも、彼がその脚本に書いた“ト書き”通りの行動のような気がします。そう考えると、彼の今までの奇行やKY言動も、すべて台本通りであった公算が大きいですね。
ひょっとしたらウォーズマンとペシミマンのコンビは、ロビンが仕掛けた壮大なドッキリにはめられているのかもしれません(苦笑)。

ニュー・マシンガンズ爆誕?―スグル&テリーのような二人
そんな仕掛け人疑惑が噴出したロビンは、二人の会話がひと段落するや

今度はその背中の裂傷を、コーナーポストにぶつけてくれるわーっ!
と、ショルダータックルを狙って猛ダッシュ。それをペシミマンが受け止めようとすると、ウォーズマンが

ペシミマン、その突撃は誘いだ! 上に飛べ!
とアドバイスを飛ばします。実際、ロビンは途中でショルダータックルを片足タックルに切り替えており、上に飛んだペシミマンは

あぶねえ、また片足をひっこぬかれ、さっきの二の舞を踏むところだった
と、ウォーズマンの助言が危機回避につながったことを実感。そこからは

そのまま頭にまず一撃!

カンザスシティシュート!

今だ!

わかるぜ! ファイヤーバードガンスリンガーッ!

そうだ、そのまま行けーっ!

くらいな。ワイルドバンチスープレックスーッ!
と、助言をするウォーズマン、その意を汲み取るペシミマンの息がピッタリと合い、怒涛の連続技でロビンを追い込むことに成功します。
いや~、ホント、流れるような躍動感が気持ちいいですね。二人のテンポ抜群な会話のラリーを見ていたら、『夢の超人タッグ編』で一時期反目し合っていたスグルとテリーを思い出しましたよ。
あの時はタッグを解消して敵同士となっていた彼らが、一時休戦をして、苦戦するテリーにスグルがリング外からアドバイスを送ったんですよね。するとテリーの動きがみるみる良くなってピンチを脱したという。

それを思い出したということは、ウォーズマン&ペシミマンに、最強タッグとの呼び声高い『ザ・マシンガンズ』と遜色のないチームワークを、私が感じたのかもしれませんね。
それこそ『ニュー・マシンガンズ』と彼らを呼んでもいいのかもしれません。オリジナルのテリーマン&ジェロニモには少々申し訳ないですけどね(苦笑)。
27度という機密漏洩―ウォーズマンの覚悟
そしてそのチームワークの極めつけが、
タワーブリッジ回避
でしょう。
これだけ攻め込まれても立ち上がってくるロビン。彼はブリッジしているペシミマンを大きく上空に蹴り上げると、その落下を待ちます。
そこでわずかに動いた踵を見たウォーズマンが

ロビンの両踵が中心軸からおよそ27度捻られた

ロビンはあれを狙っているぞーっ!
と叫ぶと、

了解だーっ、あれを食らっちゃあたまったもんじゃねぇ
と反応したペシミマンは、両肩に彼を捕獲しようとしたロビンをすり抜け、逆に背面から左右の手を自身の両手両足で十字架のような状態でフック。

後ろへ投げろーっ
というウォーズマンの指示に従い、そのまま回転してマットに叩きつける切り返し、いわゆるクロスフィックス(回転十字固め)で見事、タワーブリッジから逃れることに成功するのです。
これ、大きいですよね。もしウォーズマンの助言がなかりせば、間違いなくペシミマンはタワーブリッジの餌食となっていたわけですから。試合展開が不利な方向に大きく傾いたかもしれないのです。

そんな試合を大きく左右する助言をペシミマンにしたわけですから、これはウォーズマン、本気ですよ。本気でロビンを倒しにかかっている。
特にその決意が如実に表れているのが

ロビンの両踵が中心軸からおよそ27度捻られた
というアドバイスです。
これ、いかにもコンピューター超人らしいウォーズマンのアドバイスでたまらない表現ですよね。そしてこの
27度
という数値表現は、演算的演出を狙った“雰囲気数値”であると誰しもが思うじゃないですか。
でもですね、私はこの“27度”という細かい数値にこそ、彼の本気を感じてしまったんですよ。なぜならば、それは

1度単位の微細情報すらペシミマンに開示する
という彼の覚悟の表れであり、裏を返せば

ありとあらゆる情報を与えてペシミマンに勝たせる
ことを、彼が決意していることに他ならないからです。
これを同業他社への転職で例えるならば、去っていく企業の全情報を手土産に、ライバル企業へ移るようなものです。もうね、古巣を潰す気マンマンの機密漏洩行為なんですよ。
でもそれくらいの覚悟を持って今、ウォーズマンはロビンに対峙しているわけなんですよね、きっと。

仮面の奇行子―涙の裏にある極上の充足感
弟子と敵の見事なコンビネーションに、完全にやり込められたロビン。フェイバリットを破られ、クロスフィックスで逆さまに極められたその姿は、貴公子というイメージからはかなりかけ離れた惨めな仕打ちといえるでしょう。
となると、プライドの高い彼の反応は、烈火のごとく噴き出す怒りであるはずでした。しかし彼は

ハ…ハハハ
と笑みを浮かべるや

いい技の流れだ
と、なんと落涙。さらには

いい…とてもいいぞ!
と、感極まって笑いながら号泣する姿を見せて次回に続く、です。
奇行、ここに極まれり。この試合、数々の奇行を披露してきたロビンですが、とうとうそれが最高到達点に達してしまいました。

コ…コイツ…
とドン引きしているペシミマンを見ても、彼のリアクションが通常ならざるものであることがよくわかります。何も知らない人がこれを見たら、特にそう思うでしょう。

でも我々はわかりかけていますよね。なぜロビンが嬉し泣きをしているのかが。
先ほど私はこの闘いについて
ロビンが脚本を書き、筋書き通りに相手を動かしている
かもしれないと書きました。つまりロビンはこの試合の監督兼脚本家なわけです。
これを是とするならば、監督が涙する理由はただ一つ
演者が予想を遥かに超えた演技をしてくれた
からに他なりません。
つまりウォーズマンとペシミマンが、ロビンが想定したものを遥かに超えるファイトをしてくれた、ということです。それこそロビンが書いたセリフ、ト書き、思い描く映像のイメージ…そのすべてが、あの二人によって期待以上の上書きをされたのです。
ではロビンが書いた脚本の、理想の結末とは何だったのでしょうか。それはやはり
弟子の成長(≒師匠超え)
だったのではないかと思います。それに想像以上の手ごたえを感じたからこそ、彼は感激で涙したのではないでしょうか。

もう一つ、ロビンが泣いた理由には、
ウォーズマンの本気を感じたから
もあると思うんですよね。というのも、ロビンは序盤に

師弟という縛りを取り払い、ウォーズマンと真剣に闘ってみたい!

だがペシミマンよ、お前はウォーズマンに勝利した

ならばこの試合、私はお前をウォーズマンだと思って相手してやる
と口にし、ペシミマンを“仮想ウォーズマン”として相対しているんですね。
しかしどんなに仮想しようとも、ペシミマンはペシミマンです。ウォーズマンにはなり得ません。
ところがウォーズマンが目を覚まし、ペシミマンのセコンドに付いた。これによって“仮想ウォーズマン”の本人シンクロ率は、格段に上がったのです。
しかも容赦のない情報提供により、そのシンクロ率は急騰。つまりペシミマンは、
限りなく純度の高い仮想ウォーズマン
となったわけです。
この流れは弟子との真剣勝負を望んでいたロビンを、大きく満足させたのではないでしょうか。それこそ彼は、ペシミマンの体を借りたウォーズマンと闘っているような錯覚すら覚えたのかもしれません。
そしてその相手は、1度単位の細かさをも駆使してまで自分を倒そうとしている。そんな部分に弟子の本気を感じ、真剣勝負という願望が満たされた喜びに涙したような気もするんですよね。
そう思うと、ミートが口にした

そんな彼がこの選択をしたということは…
というセリフ続きは

ペシミマンを通じてロビンが望む師弟対決を叶えようとしている
なのかもしれないなあ、なんて思いましたね。

クロエに扮した理由―指導者という新たなキャリア形成
最後に、今回のウォーズマンの言動に対して、別の角度から感じたことは、
指導者・クロエの原点
を見たことでしょうか。
ペシミマンに対する的確な指示やアドバイスは、『キン肉マンⅡ世』においてケビンマスクを導いていた、クロエそのものです。
つまり今回のロビンマスク戦とは、ペシミマンと共に闘うことで、師を超えるというメインテーマを描きつつも、同時にウォーズマンの“指導者としてのキャリア”も、サイドテーマとして描こうとしているのではないかと感じました。
そしてそう考えると、
なぜウォーズマンはペシミマン戦序盤に、クロエの扮装をして闘ったのか
の意義が明確化されるのです。
このクロエ扮装がなされた当時、ファンは狂喜乱舞しました。しかしその理由については

ゆで先生の極上のファンサービス
であるとしか認識できていなかったのは事実です。

しかし今回セコンドに付いたウォーズマンの見事な働きぶりを見ると、
- クロエという指導者アイコンを提示
- その後指導者としてのデビュー戦を描く
という、一本の明確な“キャリア形成”が見えてくるのです。実はこの予想、コメントで“通りすがりの幻想殺し”さんからご指摘いただいた
ウォーズマンがセコンドになる伏線としてのクロエへの変身だったのかな?
通りすがりの幻想殺しさんのコメントより
というものから着想し、かつ今回のウォーズマンの言動を踏まえて提示させていただいた次第です。
そしてもしこの予想が正しいとするならば、ケビンマスクの指導者となったウォーズマンが、なぜその身を隠すためにクロエのオーバーボディを選んだかの理由も明確になります。
それは彼の“指導者としての原点”が、今現在のペシミマンへのセコンド経験であり、その思い入れの深さから、ペシミマンと彼をつなぐ“クロエ(アンドロイド・サルダート)”のデザインを選んだという、説得力ある理屈が成立するんですね。

そんな深読みをすると、ちょっとゾクゾクしてきませんか? だってこれって

ゆで先生が本気で現行シリーズとⅡ世をドッキングさせようとしている
ことが見え隠れしてくるじゃないですか。今回の話は、そんな妄想ロマンをかきたてるのに十分なものでしたね。
第534話感想とまとめ
以上、今回の感想と考察をまとめると
といった感じとなるでしょうか。
そう考えると、この闘いは“造反”という刺激的なフックを利用しながらも、
- ウォーズマンの師匠超えと指導者デビュー
- ペシミマンの新たな価値観の醸成
- 師・ロビンの先人的器の拡大
という、三者三様のさらなる成長譚を同時進行でゆで先生が描こうとしているような気がします。
だとすると、今後ものすごくスケールの大きなドラマが待ち構えているのは疑いようもないですよね。本当に楽しみです。
そして今回は惜しくもピックアップできなかったポイントが、まだまだあります。それらについては一言雑感ですが、次の項をご参照ください!
第534話の小ネタ感想―気になったシーンピックアップ
その他気になった点は
- ペシミマンはウォーズマンに対して素直だな。一個人として認めまくっているんだろうな。
- ペシミマンの友情パワー体験談は、見ていてとても気持ちがいい。
- 2対1の構図を見ていると、ロビンは完全に五大刻の上に位置づけられていると思う。
- ウォーズマンの助言でペシミマンがイキイキしている。
- ボールのように蹴られるペシミマン。油断するとギャグマンガの一シーンになっちゃう(笑)。
- ニキタ~ッ!! おりゃ~って感じ(笑)?
- 引力に逆らって流れる涙…いや、無粋なツッコミはやめよう(苦笑)。
- 笑う奇行子にドン引きするペシミマンの表情がまた…(笑)。
- それをウォーズマンは「ロビンは真剣にやってるんだーっ!」って怒るのかな(笑)?
こんなところでしょうか。
みなさんも今回感じたことやその後の展開予想などを、よかったらXやコメント欄に書いてくださいね!
お知らせ
超人批評のご案内
超人批評の最新作をご紹介します。今回は記念すべき超人批評100回突破シリーズとして、第1回の批評超人でピックアップしたウォーズマンの再批評を数回に分けてアップ。
そしてとうとう今回、ウォーズマン再批評が最終回を迎えました。今回は

ウォーズマンとは何者なのか
という、彼のアイデンティティの最深層に迫っていきます。

はたしてウォーズマンというキャラの根幹は何なのか。それについて、多くの事例と資料をふまえ、深々と考察をいたしました。
そしてありがたいことに、この批評は嶋田先生からも

深い考察ありがとう。
作者が涙してしまいました
という、ありがたいメッセージをいただいております。ご興味わいた方は、ぜひご一読くださいませ。
キン肉マン以外の雑文のご案内
キン肉マン以外でも興味深いコンテンツを探している方はこちら↓なんていかがでしょうか。

昨今人気の“恋愛リアリティーショー”の源流ともいえる、素人参加型集団お見合いバラエティー番組『ねるとん紅鯨団』の思い出です。
80年代バブル期を象徴するガツガツとした享楽コンテンツが、なぜここまで支持され面白かったのか…アキラ視点で考察しています。あの当時の空気を振り返りたい方はぜひどうぞ。
コミックスのご案内
そしてコミックスは2026年の4月3日に、最新刊の92巻が発売されました。実はこのコミックスでは

巻末の『ゆで問答』に、私・アキラの質問が採用されています!
これはもう購入待ったなし? でしょう(笑)。それではまた。

コメント
こんにちは、アキラさん!!
今回はやはりよかったですね。
ただこの流れだと、途中でペシミマンが、自分がロビンマスクとウォーズマンの掌で転がされていると思って、途中からウォーズマンからの友情拒否→ロビンの勝利、という流れになるのですかね?
今後の展開に注目しましょう。