【キン肉マン533話感想】ウォーズマンがまさかの離反!?ペシミマン側についた衝撃の選択とロビンの真意を考察

キン肉マン第533話感想レビューのサムネイル。ペシミマンのコーナーに立つウォーズマンの、離反を予感させる衝撃のワンシーンを切り取ったイラスト。 今週のキン肉マン
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『キン肉マン』533話では、友情パワーを覚醒させたペシミマンがロビンマスクを圧倒。ファイナルスタンディングデュエルマッチという過酷なルールの中で、ロビンは“ルールに守られながらルールに殺される”という皮肉な状況へ追い込まれていきます。

しかしロビンは大流血しながらも「実に楽しい」と高笑いし、ペシミマンの皮肉や挑発をことごとく無効化。まるで“狂乱の貴公子”だった頃へ原点回帰したかのような戦闘狂ぶりを見せつけます。

そんな激闘の中、目覚めたウォーズマン。彼はなんとその足をロビンではなく、ペシミマンに向けるという選択をします。

なぜ彼はその選択をしたのか?
ロビンは本当に裏切られたのか?

ウォーズマンの“独り立ち”という視点から、ロビンの真意と師弟関係の行方を徹底考察していきます。

今週の注目ポイント

  • ファイナルスタンディングデュエルマッチが生み出す矛盾
  • 皮肉屋の天敵
  • ロビンマスクという狂気
  • ウォーズマン、衝撃の選択
  • アイコンタクトでみるロビンの真意

この記事にはキン肉マン週プレ最新話533(2026年6月1日配信分)の感想が記載されています。つまりネタバレ確実なため、十分ご注意ください。
また、著作権保護の見地から
①Webサービス版
②紙媒体
等でオリジナルの作品を事前に読むことを強くお勧めいたします。

最新話はこちら↓のリンクから!!

キン肉マン公式サイト
最新情報や歴代「超人総選挙」結果もチェックできる!

今週のキン肉マン第533話「死を賭したということ!!」感想と考察

前回までのあらすじ

ウォーズマンの鬼セコンドだったバラクーダに変身し、師の貫禄を徹底的に見せつける覚悟を示したロビンマスク!

コーチングするかのようにペシミマンの隙を的確に見抜き攻勢に転じると、オリジナルのロビンマスク版パロ・スペシャルを極める!! ファイヤーバードガンスリンガーでの脱出も封じられ絶体絶命のペシミマンだったが、無意識に全身を痙攣させ始めたウォーズマンの姿に、ウォーズマンが抱いたであろう恨みをロビンマスクに返すべく奮い立つ。

そして全身を発光させながら、力ずくでロビンマスク版パロ・スペシャルから脱出! ロビンマスクを空中に放り投げた!! 前回の感想は☞https://oreryu.site/kinnikuman15-119/

友情のお礼参り?―ペシミマン、ロビン先生を呼び出し

 友情パワーと思しき発光を伴いながら、ロビンマスク版パロ・スペシャルを力で振り払い、天高くロビンを放り投げたペシミマン。

 そしてすかさずガンスリンガーを射出し、舞い上がったロビンを絡めとるや、自身もジャンプをして落下するロビンの胸に手を当てがって喉輪気味に落とすフェイバリット『ゴールドラッシュドライバー』を炸裂させます。

 ウォーズマンを悶絶させたペシミマンのフェイバリット。しかも今回は友情パワーを覚醒した状態でそれを放ったわけですから、かなり強烈です。しかもその時に添えられたセリフが

さあロビンマスク大先生よォ、お望みどおり渾身の制裁を加えてやるぜーっ!

ですから。前回ロビンに

ウォーズマンになり代わり、私に制裁を加えたいのではなかったのか~っ!

と煽られたことに対する“報復煽り”をしっかりと挟んでいるんですよ。煽られたら煽り返す。彼のキャラの真髄ともいえる“反骨精神”が十二分に発揮された、象徴的ムーブですよね。また、

大先生よォ

という言葉遣いに“卒業式のお礼参り感”が強く感じられ、この二人の関係性が“不良生徒と生活指導教師”という、以前から指摘していた部分がとても色濃く出ているように感じます。

キン肉マン533話のペシミマンとロビンマスクの攻防を、昭和の不良生徒と生活指導教師による放課後のお礼参りに例えたパロディイラスト。
▲昭和の卒業式後のデフォルト“お礼参り”(笑)。

過酷ルールのアイロニー―ルールすら皮肉るペシミマン

 そんなペシミマンの“お礼参り”にて、ロビンは吐血して完全にダウン。そのノビっぷりも豪快です。

 いや、ノビっぷりに“豪快”という形容もどうかと思うのですが(苦笑)、大きく手足を投げだした大の字ダウンを披露すれば、そんな言葉をあてがいたくもなりますって。

 だってこの倒れ方って、体中の急所をさらけ出した状態じゃないですか。つまり

防御姿勢をとれないくらいの大ダメージ

を受けたことを示唆しているんですよ。

 思い起こせば、ネメシス戦で彼は似たようなダウンをしましたが、あの時は試合終了しましたからね。要はそうなってもおかしくないくらいの倒れっぷりなんです。

 それはフィジカル面だけではありません。目の光も失いかけ、意識も喪失している感じなんですよね。つまり彼は肉体的にも精神的にも機能をストップしかけている。これ、事と次第によっては今回も試合終了ですよ、ここで。

 しかしながら今回は…そう、相手が完全に息絶える…つまり生死を問わぬ完全KOでの決着のみを条件とする“ファイナルスタンディングデュエルマッチ”なんですよね。

 ですので超人委員会が勝手に試合をストップできない。ストップできるのは、

どう見ても試合の体をなしていないと我々が認めた場合のみ、試合そのものを無効として強制終了させてもらう

という場合のみ。つまりロビンは過酷すぎるルールに守られたともいえるんですよね。これ、かなり逆説的な皮肉アイロニーです。

 また、その皮肉な状況を作り出したのが、皮肉屋キャラの総元締めたるペシミマンだという点に、ゆで先生の物語制作と描写の妙を感じるんですよね~。

 …なんて作品を堪能していたら、リングサイドで痙攣していたウォーズマン動きが停止。まるで先に意識朦朧とした師匠と連動するかのような弟子の姿に、二人の見えない絆を…絆を…あれ? ウォーズマンの眼が再び点灯したぞ? ウォーズマン、リブート!? とうとう目を覚ます?

 そしてこの再起動がまさかの展開を引き起こすのですが、まずは物語を追っていきましょうか。

ルール矛盾という罰―ロビンを襲う“責め苦”

 もはや試合終了といっても過言ではない倒れ方をしているロビンの顔面を

通常ならここでダウンカウントが入るところだが、この試合はそうはならない

とつぶやきながら踏みつけるペシミマン。そして仮面の角をグイっと掴んで無理やりその体を起こし、首相撲の体勢にすると

そうさ、お前の意識が確実に飛ぶまで…ドーン! そらドーン、まだまだドーン

と強烈な膝蹴りを、ロビンの顎、胸に連発でお見舞いです。そこにペシミマンの慈悲が入る余地は皆無。なぜならば

これがルール

だからです。そして無抵抗で膝の速射砲を受けるがままになっているロビンを見たハラボテ委員長も

これが二人が望んだファイナルスタンディングデュエルマッチじゃーっ

と、凄惨な状況にレフェリーストップをかける気配はまるでなし。

 つまりここでもロビンは“過酷なルールに救われ”ながらも、地獄の責め苦を受け続ける

ルールに守られながらルールに殺される

という、ひじょうに矛盾した環境で肉体と精神を傷つけられることになるのです。

 しかしながら、この矛盾を

傲慢な彼への罰

であると解釈する余地を挟めることは否めません。きっとこれを見て

ええぞ、ペシミマン!
もっといてこましたれ!

と、喝采を送った読者も少なくないと思うんです。

 でも…やられているの、前の正義超人のリーダーですよ? 絶対的正義の象徴ですよ? なのにこのような感情が許されるという展開…かなりの異常事態だと言わざるを得ないですよね。

皮肉の無効化―ロビンという名の狂気

 そんな異常事態の中で、容赦のない膝蹴りの嵐をくらわすペシミマン。

そうら、いい加減にくたばれ

とフィニッシュの一撃を狙うと、なんとやられるがままだったロビンがそれを腕でブロックして抵抗。仮面越しに大流血をしながらも、その口から出た言葉はなんと

フフフ、実に楽しいなぁ

やはり超人の試合はこうでなくてはいかん

という、常軌を逸したもの。さらには

命のやりとりをしているこの感覚…最高ではないか

と、ペシミマンの攻撃に心を折られるどころか、この絶体絶命の状況を心底楽しんでいるのです。

 まさに戦闘狂。そしてこのロビンのイカれたリアクションは、ペシミマンのアイデンティティを確実に攻撃しているんですよ。

 というのも、皮肉屋たるペシミマンにとっては、皮肉が通じないことこそが一番堪えるからです。その点においてロビンは

  • 自己中
  • 我田引水
  • 天然

という、皮肉を無効化するカードを三枚も所持しており、それによってペシミマンの皮肉はまさに“暖簾に腕押し”状態になっちゃっているんですよ。

 ですのでペシミマンはフィジカル面で圧倒的に有利な立場にいるにもかかわらず、精神面においてはかなり苦戦を強いられているわけです。とことん相性が悪いんですね。天敵といってもよいかもしれません。

 そして頭のおかしい(笑)その相手は、

そうだ、こういう死地でこそ超人の本領とは発揮されるもの!

ペシミマンよ、楽しいなぁ真剣勝負というものは。ハハハハハ

と、高笑いと共に自身の価値観を無邪気に押しつけながら、ペシミマンの足を取って半回転すると

楽しくて仕方ないわーっ!

と、ウキウキ状態でハーフボストンクラブの体勢へ。

 これはもう…狂気の沙汰ですよ、ペシミマンにとっては。皮肉や嫌がらせが根本部分から通用しないどころか、笑いながらそれを受け入れ、かつ同意を迫るんですから。

 これを京都の文化で例えるならば、長居をする客に対して“そろそろ帰ってくれ”という皮肉である

ぶぶ漬けでもどうどすか?

を口にしたところ、その客が

ぶぶ漬け、大好物なんですよ~。嬉しいなぁ、ハハハハハ

と、本気で返答するようなものです。さらには

緑茶よりもほうじ茶の方がうまいですよ。そうは思いませんか? アナタ。ワハハハハ

と、好みの同意を迫られ、高笑いまでされるという。まさに苦行と言わずしてなんと言えばいいのでしょうか(苦笑)。

京都のぶぶ漬け(ほうじ茶)の皮肉が全く通じないド天然なロビンマスクと、困惑する着物姿のペシミマンを表現した和室のイメージイラスト。
▲皮肉が通じない客(笑)。

ロビンの原点回帰―伴うファンサービス

 そんなほうじ茶のぶぶ漬け…じゃなかった、ハーフボストンクラブ、いかにもロビンらしい技のチョイスですよね。見た瞬間に46年前のテリーマン戦でのフィニッシュを思い出しちゃいましたよ。このあたりのオールドファンをくすぐる演出もニクイところです。

 ところがロビンはひと絞りしたのち、

しかし1億パワーの超人には通用しないと織り込み済み!

と叫ぶや自らその技を解除し、天高くジャンプ。そして脳天から垂直に落下し、自身の鋭利な角をペシミマンの背中に突き刺すという、かなり残酷な技を繰り出します。

 これも46年前のスグル戦のオマージュですね。いわゆる

ロビンマスク死のコースの第二段階

ってやつです。あの時もロビンは仮面の角を使ってスグルの背中をザクザクと刺しまくり、二つ名である“狂乱の貴公子”っぷりをまざまざと見せつけて、観客をドン引きさせていますから。

 その結果、ペシミマンは背中から血を噴き出してうつ伏せ状態でダウン。つまりロビンは

ハーフボストンクラブ⇒死のコース

という、超人オリンピックの準決勝と決勝で見せた技のリレーによって、攻守逆転を果たしたわけです。

 いわばそれは“原点回帰”であり、ロビンマスクというキャラクター性を再確認する描写だったのかな、なんて感じましたね。いずれにせよ、オールドファンに対するゆで先生のサービスは手厚いなあと思います。

超人オリンピックのテリーマン戦やキン肉マン(スグル)戦でのハーフボストンクラブと死のコース(角刺し)を振り返るロビンマスクの過去の名シーン集。
▲原点回帰と同時に行われるファンサービス

ウォーズマン、リブート!―衝撃の選択の必然性

 そんな闘いの潮目が変わった最中、リング外では大きな異変が。なんと先ほど目を覚ましたウォーズマンが、完全に意識を取り戻して起き上がってきたじゃないですか!

 正直これは想定内でした。瀕死の重傷ながらリングサイドに放置され続けていたことで

後ほど何かの役割があるのだろう

と、容易に想像できましたからね。そして今、そのタイミングが訪れただけのことです。

 では目を覚ましたウォーズマンにはどんな役割があてがわれるのか…それが大きな注目点でした。

 起き上がったウォーズマンは、大きくジャンプをしてロビンマスク側のコーナーに着地。そのままロビンのセコンドにつくのかと思いきや…なんと彼は歩を進めてペシミマンのコーナーまで移動。そしてペシミマン側につくかのような素振りを見せて次回に続く、です。

キン肉マン533話のラストシーン。意識を取り戻したウォーズマンがロビンマスクではなく敵のペシミマンのコーナーへ移動する緊迫の場面。
▲衝撃的なウォーズマンの選択。

 これは…絵的にものすごいインパクトがありますよね。そして当然ながら、読者側としては

①ウォーズマン翻意の理由

に、がぜん興味がわいてくるんですよ。と同時に

②彼は今後どのような道を行くのか

についても、様々な議論や憶測がなされるのだろうなあと思います。

 ①については、彼がこのペシミマンvsロビン戦をどのあたりから見ていたのか、という点が気になりますね。それがわかることで、

ロビンのKY言動のどれが決定打だったのか

もしくは

ペシミマンのどの言動が心を打ったのか

がわかるからです。それはウォーズマンという男が

今何を一番大切にしているのか

ということを理解することにつながり、それが②の行動にも影響してくると思うんですよね。

 個人的には痙攣が始まったあたりから、ウォーズマンはこの状況に気づいたのではないかと。なのでペシミマンの友情パワー覚醒発動こそが、彼を大きく突き動かしたような気がするんですよね。

 というのも、ウォーズマンは先のペシミマン戦のクライマックスにおいて、

笑える未来は…あるんだよ、ペシミマン!

と、虐げられてきたロボ超人の希望を訴え、彼を救おうとしました。そしてそれを納得してもらうために使用した力こそが

今のオレに力をくれる“トモダチ”とは…お前のことだぜ、ペシミマンーーッ!

という“敵のために出すエクストラパワー”、まさしく

友情パワー

だったのです。

敵であるペシミマンに未来を信じさせようとするウォーズマンの矛盾的優しさを示した原作資料画像。
▲こんなクライマックスシーンでした。

 しかしあの時はもう一歩のところで本懐を遂げることが叶わなかった。ペシミマンは自分の言葉に対して懐疑的なスタンスを崩さなかった。

 ところが…前回のペシミマンによる友情パワー発動を見て、ウォーズマンは自分の想いが彼に届いていたことを知り、喜びを得た。そしてペシミマンがそれを理解してくれたならば…

トモダチを応援する側につく

という選択は、至極当然なわけです。

 もちろんものすごく衝撃的に見えるシーンなのですが、これまで積み上げられてきた論理を紐解いていくと、逆にそれ以外の選択肢がない。そんなことに気づかされてしまうんですね。

 ですので、今この時点でのウォーズマンは、②の“今後進む道”については、ノープランなのではないかと感じています。

 まずはトモダチを応援する。それが今彼が行うべきミッションであり、それ以上もそれ以下もない。そんな心境なのではないでしょうか。

師の本音―弟子を想う親心

 しかしながらこのウォーズマンの選択は、同時に

師(ロビンマスク)との決別

を意味することになります。師弟の関係よりも、友との関係を選んだ、ということですからね。

 ただこれについては、ある程度の予定調和が見え隠れするんです。要は裏切られる側のロビンマスクが、

それでいい

と、ウォーズマンの行動を容認している節が見られるからなんですよ。

 それが顕著に表れている描写が、ウォーズマンが一度ロビンのリングサイドに着地したときに師と交わした“視線の交錯”です。このシーン、実は今回の話で私が一番印象深かったシーンなんですよ。

 わずか二コマで描写されたこのシーンにおいて、会話は存在しません。しかしこの二コマの視線の交錯により、この二人の間で何かの意思疎通が行われたことが十分想起できるんですね。

 そう、無粋ながらもあえてアテレコをするとすれば

…さあ、行くがいい

ああ…

といった感じでしょうか。私にはそう聞こえました。お互いが納得しているように見えたんです。それくらい密度の濃い、視線だけの二コマ。本当に印象深いです。

 しかも正確に言えば、二人の視線は実は交錯していません。師を見る弟子の視線と、それを背中で感じた師の伏し目がちな視線。物理的な交錯はしていませんが、想いの交錯は十分に達成されている。そんな

必要条件未満で成立するアイコンタクト

でもあるからこそ、余計にこのシーンの価値が高まっているように感じるんですよ。

 必要条件を満たしていないのに、必要条件を満たしているとき以上の意思疎通を達成するという事実が、逆説的にこの師弟の深い関係を強烈に描写していると思うんですよね。

大流血するロビンマスクと再起動したウォーズマンが、無言のアイコンタクトで意思疎通を交わす師弟の絆を表現したシリアスなイラスト。
▲とても印象深い二コマでした。

 さらにここで感じたことは、

ロビンはこのために延々とKYを演じてきたのかな?

ということです。つまり彼の願いは

ウォーズマンがペシミマン側につくこと

であり、それを無言で達成するための戦略だったのではないか、ということです。

 ではなぜ弟子が敵側につくことを彼が望んだかといえば、

  1. 本人に“分かり合う闘い”を完遂させる
  2. “師弟”という関係性を完全に取り払う

という“親心”があるからではないかと。

 1はウォーズマンがペシミマンのセコンドにつき、二人の協力でロビンマスクを撃破することで、先の試合で達成できなかった“分かり合う闘い”を、ウォーズマン自身の手で成就させるという“親心”。

 2はウォーズマンを一人の超人として認めることへの“足かせ”と化してしまった“師弟関係”という檻から、彼を解放してあげたいという“親心”。

 そしてそれらが求める先は、間違いなく

弟子の完全なる独り立ち

だと思われます。それを言葉を並べずに無言でひっそりと行いたい…そんなことを彼は考えているのかな、なんて思いましたね。

今後の展開予想―ロビンは敗北を望むのか

 いずれにせよ、この展開によって闘いは

ペシミマン&ウォーズマンvsロビンマスク

という、特異な様相を帯びてきました。ゆえに試合の結末についても、予想がしづらくなってきましたね。ぶっちゃけ何でも起こりうるじゃないですか(苦笑)。

 ただこの闘いのテーマが“ウォーズマンの独り立ち”であるならば、ロビンは敗北を喫するのかもしれません。というよりも、敗北を望んでいる、といった方が正しいでしょうか。

 とはいえ、ロビンは生粋の“エゴイスト”であり“KY”ですからね。自らそのような展開にはしないでしょうし、それこそ

私を乗り越えられないのならば、それまで

という大前提での“親心”であるのは間違いないでしょう。もっといえば

まあ勝つのは私だけどな、ハハハハハ

くらいの心境なのかもしれませんね(苦笑)。

不敵な笑みを浮かべるロビンマスク。エゴイストで負けず嫌いな狂乱の貴公子の本性をダークなエフェクトとともに描写したイラスト。
▲いうて負けず嫌いなKYさんですから(苦笑)。

第533話感想とまとめ

 以上、今回の感想と考察をまとめると

  • ファイナルスタンディングデュエルマッチが生み出す“救い”と“拷問”という矛盾
  • 皮肉が通じないロビンはペシミマンの天敵か
  • 狂気のファイター・ロビンマスク
  • ウォーズマンの選択は必然の結果?
  • ロビンは弟子の“独り立ち”を促している?

といった感じとなるでしょうか。

 そう考えると、今回は“ロビンの狙い”がやや明確化されてきたように思えます。それが“弟子の独り立ち”かどうかはわかりませんが、何かしらの意図があるということを、あのアイコンタクトで証明したのではないかと思いますね。

 そんな深読みをしつつ次回、ウォーズマンの決意表明を楽しみに待ちたいと思います。 

 そして今回は惜しくもピックアップできなかったポイントが、まだまだあります。それらについては一言雑感ですが、次の項をご参照ください!

第533話の小ネタ感想―気になったシーンピックアップ

 その他気になった点は

  • 鉄仮面越しの吐血というおかしな描写に、ビクともしないオレたち(笑)。
  • ウォーズマンはON・OFFの表現がわかりやすい。
  • 角を引っ張ってもマスクが脱げないという描写に、ビクともしないオレたち(笑)。
  • ペシミマンは日常生活で擬音を口にしちゃうタイプ? ドーン(笑)。
  • ペシミマンの膝蹴り連打描写は、荻野目洋子さんのダンシング・ヒーローかな(笑)?
  • マンモスマン戦もそうだけど、ロビンは高次元での真剣勝負を渇望するよな。
  • ウォーズマンはどの程度ダメージ回復をしているのだろうか。
  • 意外と動き軽やかだけど。
  • ウォーズマンの移動は、『ゴチになります!』のビリ告知をする動きを思い出す。どっちかな~(笑)。
  • ペシミマン「オレが自腹かよ!」
  • 今回はロビンのやられっぷりと裏切りコンボで、メシウマになった方が数多くいるのだろうな…(笑)。

 こんなところでしょうか。

 みなさんも今回感じたことやその後の展開予想などを、よかったらXやコメント欄に書いてくださいね!

お知らせ

超人批評のご案内

 超人批評の最新作をご紹介します。今回は記念すべき超人批評100回突破シリーズとして、第1回の批評超人でピックアップしたウォーズマンの再批評を数回に分けてアップ。

 そしてとうとう今回、ウォーズマン再批評が最終回を迎えました。今回は

ウォーズマンとは何者なのか

という、彼のアイデンティティの最深層に迫っていきます。

第106回 ウォーズマン(Ver.2)その7(最終回)
なぜウォーズマンは40年を超えても私をトリコにし続けるのかを考察するシリーズの最終回は、“優しさ”という彼の根幹パーソナリティを深掘り考察することで儚くも美しい本質に迫り、ウォーズマンとは何者なのかを総括します!

 はたしてウォーズマンというキャラの根幹は何なのか。それについて、多くの事例と資料をふまえ、深々と考察をいたしました。

 そしてありがたいことに、この批評は嶋田先生からも

深い考察ありがとう。
作者が涙してしまいました

という、ありがたいメッセージをいただいております。ご興味わいた方は、ぜひご一読くださいませ。

キン肉マン以外の雑文のご案内

 キン肉マン以外でも興味深いコンテンツを探している方はこちら↓なんていかがでしょうか。

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80年代に登場した、公開集団お見合いバラエティ 1980年代後半はバブル経済真っ盛りで、テレビが一番元気なときでした。そんな浮かれた世相を反映させたようなコンテンツのひとつが、『ねるとん紅鯨団べにくじらだん』であったように思います。 この番…

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 80年代バブル期を象徴するガツガツとした享楽コンテンツが、なぜここまで支持され面白かったのか…アキラ視点で考察しています。あの当時の空気を振り返りたい方はぜひどうぞ。

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 そしてコミックスは2026年の4月3日に、最新刊の92巻が発売されました。実はこのコミックスでは

巻末の『ゆで問答』に、私・アキラの質問が採用されています!

 これはもう購入待ったなし? でしょう(笑)。それではまた。

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