PCエンジンminiに入っているタイトルです。この『イースⅠ・Ⅱ』は、PCエンジンmini購入前から注目していたタイトルでした。
というのも、このタイトルは80年代のPCを席巻した人気ソフトで、鳴り物入りでPCエンジンに移植されたソフトだったからです。
しかも当時の最高スペックハードと言ってもよい、CD-ROM2対応ソフトであり、PCソフト以上のアニメーションシーンや、CD音源のBGM等、かなりの完成度を誇り、間違いなくCD-ROM2のスペックを見せつけたタイトルとして高い評価を受けていました。おそらくハードの販売台数増加にも大きな影響を与えた、キラーソフトであったと思われます。
そんな歴史的事実がありながら、私にとっては今回が初プレイのソフトでした。それだけに「どれどれ、皆が発する評価はどんなものなのかね?」といった上から目線の興味で(笑)、30年の時を経てそれを体感してみることになったのです。
では早速スイッチオンです。オープニングのデモアニメは、いかにもCD-ROM2のストロングポイントを見せつけたクオリティで、当時としては最高品質だと思われます。
そして顕著に良いのがBGMでしょうか。やはりCD音源を利用しているので、音質がとてもよく、迫力があります。80年代にこれだけの音質を提供できているのは、素直にすごいと思いますね。オーパーツに近い感覚です(笑)。
さて、全体的なゲーム性ですが、とても遊びやすいと感じました。操作感ももっさりとしたところがなく、サクサクと動きます。ロードの時間が実機だとどうなのかよくわかりませんが、PCエンジンminiではストレスを感じませんでした。
戦闘もシンプルです。イースの戦闘が体当たり式で、キャラを半分ずらして突っこんでいくのが基本だというのも、当時から有名で知っていました。その有名な戦闘方式を、ソフト発売後30年経ってからやっと実践したというのも感慨深いです(笑)。
実際にやってみると、「なるほどね」という感じです。なんだかな、やっぱり上から目線の感想みたくなっちゃうな(苦笑)。もう少し補足すると、「ああ~、こういうことだったんですね~」といった感じです(笑)。シンプルでとっつきやすいという特徴がありますね。あれこれ細かい操作を要求されないのがいい感じです。
フィールドマップは思ったより広くはないです。ドラクエのような広大な世界ではなく、一地域に限った、狭い範囲で事件が起きている感じです。ただ神殿やダンジョンなどの別マップがたくさんあり、それらを合わせるとそれなりに歩くことになります。ここら辺もコンパクト感があって、逆に助かる感じです。
というわけで、いつものように攻略サイトを最大限利用し、ロスなく効率的にクリアができました。当然お約束の任意セーブ&ロードの編集プレイです。情けない…(苦笑)。あまりにも攻略サイトのチャートをなぞりすぎたので、ストーリーをいまいち覚えていません。ラスボス前に主要キャラが勢ぞろいし、主人公にエールを送るシーンがあるんですけど、ぶっちゃけ「この人誰だっけ?」というキャラが2人くらいいたのは秘密です(笑)。
でもよくまとまっていて、とてもプレイしやすいソフトでした。さすがはゲーム史に名を残す名作という評価に偽りなし、といった感じでしたね。ではまた。
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