とっても不遇でマイナーな悪魔超人! まったく復活の気配がありません。
イケメンぶりが万人受けしない不遇
えー、彼のことは知らない人のほうが多いと思います。一応七人の悪魔超人のひとりですが、ホント扱いが不遇なヤツだったなー。
名前のとおり、彼はエジプトのツタンカーメンをモチーフにした超人だったんだけど、デザイン的にはカッコよかったと思うんだけどなー。
いや、イケメンだったよ、実際。とくに口を覆う黒いマスクがお気に入り。
キャラデザが最後まで決まらない不遇
ミスターカーメンは七人の悪魔超人のなかでも、一番最後に登場した超人でした。というか、ゆで先生が、最後の最後まで七人の登場キャラ絞れなかったんだな。
七人の悪魔超人といっても、初登場からデザインが確定していたのはバッファローマン、ブラックホール、アトランティス、スプリンブマンの四人で、ほかの三人はまだ流動的でした。
週ごとにデザインが変わるというか、ひどいときはページめくったら違う超人になっていました(苦笑)。このときはいいかげん

テキトーすぎるぞ、ゆで先生!
と突っ込みをいれましたが、そのおかげで伝説のプリプリマンが出演できたわけだし、まあいいか。
活躍の場が少ない不遇
ちょっと話がマニアックになってきたので、軌道修正。
作者のゆで先生のいい加減さの犠牲になったかんのあるカーメンですが、試合以外に目立ったところは、悪魔超人と正義超人の戦いの行方を、占星術で占ったところくらいです。いやー、出番少ない。
乱入者に倒される不遇
試合の相手はブロッケンJr.です。当時の正義超人軍団では最弱でしょう。そのとおり、試合のほうはカーメンの圧倒的優位で進んでいました。
彼の必殺技は『ミイラパッケージ』といって、シーツで相手をグルグル巻きにし、身動きができなくなったら、特大ストローを差し込んで、相手の水分をチュウチュウ吸ってミイラにしてしまうという、とんでもないものでした。
一発目のミイラパッケージはブロッケンJr.にうまくよけられて、代わりにミイラになったのはレフェリーでした。レフェリーにも妻子がいたかもしれないと思うと、流れる涙を禁じえません。
二回目のミイラパッケージは見事ブロッケンJr.にヒットし、カーメンの勝利が九分九厘確定したとおもったのですが、この不遇超人にはそうは問屋がおろしません。
なぜかブロッケンJr.を救いにきたラーメンマンに乱入され、やられちまいます。助けられたブロッケンJr.は、分けがわからないうちに、勝利者の名乗りをあげてしまいます。
死後も活躍シーンがない不遇
死んだ悪魔超人は、その後も突然復活したり、亡霊超人としてセリフがあったり、超人墓場で浮いていたりと、たびたび登場機会があったのですが、カーメンにはとくにセリフはありませんでした。
それどころか、超人墓場で浮いていたクチです(泣)。
七人の悪魔超人の回想シーンでも目だっていません。というか、ゆで先生に忘れられたかんすらあります。
ではここで、いかにカーメンが不遇であるかをわかってもらうために、他の六人の悪魔超人との比較をしてみましょう。

説明するまでもない活躍ぶり

ウルフマンに圧勝。七人のうちの最後まで残る

しょっぱなから登場。セリフ多し。突然復活して、宇宙タッグトーナメントに参加

ロビンマスクから金星。キン肉マンとも対戦

亡霊超人でアシュラマンの前掛けから登場。セリフが一番多かった

こいつも不遇キャラだが、カーメンよりはまし
といったカンジです。ね? 可哀想でしょう?
復活の気配が微塵もない不遇
彼に関しては、『キン肉マンⅡ世』でも、まったく復活する気配がありません。ゆで先生的にはどうでもいいキャラなんだろうなあ。
あ~あ。カッコイイのになあ…。


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