出会いから40年を経た今でも、私・アキラのイチ推しキャラに君臨し続けるロボ超人! なぜ彼は私をトリコにし続けるのかを考察するシリーズの第六回目は、彼とビビンバの間で生じたロマンスについて考察します!

| 出身 | ソビエト連邦 |
| 超人強度 |
100万パワー |
| 必殺技 |
スクリュードライバー |
| 主な戦績 |
ティーパックマン○ |
ウォーズマン批評第六回:キン肉マンで文春砲炸裂!?―ウォーズマンの略奪愛を深く考察
数十年もの間、ウォーズマンが私を魅了し続ける要因とは一体何なのか。
それを紐解いていくシリーズとして、複数回に渡り解説・考察を行っていきます。これまでのバックナンバーは以下の通りです。
前回のその5では彼の不遇すぎる人生に着目。なぜ彼がそのような扱いを受けるのか、その原因に迫るとともに、不遇ゆえの利点について考察しました。
今回のその6では、いまだにファンの間で擦られ続けている、

ビビンバ、スグルからウォーズマンに乗り換え!

ウォーズマンの略奪愛!?
という、昨今の文春砲のごとき浮気ゴシップ“ビビンバ問題”についてフィーチャーし、格闘ギャグマンガたる『キン肉マン』において、なぜそのような描写が必要だったのかを考察していきたいと思います。
はたしてあれは、ウォーズマンの初恋だったのか? それとも…では二人の関係を考察する上で、まずは彼らの初接触点を振り返ってみましょう。
ビビンバとの出会い―キン肉王族の許嫁、揺れる?
ビビンバは二回目の超人オリンピックシリーズが始まる直前に、キン肉マンを慕う女性キャラとして登場したキャラでした。
その慕い方はなかば“押しかけ女房”のそれであり、一方的にスグルを慕っているうちにスグルも徐々に彼女を受け入れ始め、この頃にはスグルの恋人兼作品のヒロインという、レギュラー女性キャラとしての地位を確立していたといえるでしょう。
そんな一方的スグルLOVEの彼女は、あるきっかけで入場時のウォーズマンに激突してしまい、その瞬間場内の空気は凍りつきます。
それもそのはず、当時のウォーズマンはティーパックマン、ペンタゴンの二人を凄惨な残虐ファイトで降しており、意思表示をしないその不気味さも合わさって、何をしでかすかわからないとても危険でアンタッチャブルなオーラを身にまとっていたからです。

加えてバラクーダというマネージャーも登場し、ムチを使って選手を制御するような彼のパフォーマンスは、ウォーズマンの猛獣性をより強固にアピールしていました。
そんな絶体絶命の空気の中、入場セレモニーを邪魔したビビンバをムチで打ち据えようとしたバラクーダ。その振りかざした右手を押さえたのがウォーズマンでした。
この予想外なウォーズマンの優しさを間近で触れることにより、ビビンバは

ウォーズマン…
とほだされちゃうんですね(笑)。今で言うところの“ギャップ萌え”ってやつでしょうか。
そしてこの一シーンを目にした読者は、一気に文春記者に早変わりですよ。

あれあれ? ビビンバ、恋する乙女モード?

スグルが好きなんじゃなかったっけ!?
と、彼女の浮気疑惑に手帳を広げ、鉛筆ナメナメでロックオンです(笑)。

当時私は小学生でしたが、名作ラブコメ『キックオフ』で男女交際というものをしっかりと勉強していましたからね。この一シーンが『キックオフ』名物

ビビンバちゃん…

スグルくん…
の見つめ合いムーブを

ウォーズマンくん…

コー…ホー…
と変更されたに等しい、由々しき事態であることはしっかりと理解できました。
つまり…私もロックオンです(笑)…ってか、『キックオフ』わからんか。ごめんね、古くて。ジャンプで80年代前期に連載されていた、サンデーテイストのラブコメマンガです。わからん人は参考に↓。
このように、彼ら二人の出会いはウォーズマンの秘めたる内面が初めて描写され、かつビビンバがそれに気持ちを揺さぶられるという、とても印象的なものとなりました。
そしてここからオリンピックシリーズ終了まで、この二人の微妙な触れあいコミュニケーションは続いていくのです。
ではその後の彼らの関係性についても振り返ってみましょう。皆さん、張り込みの準備はよいですか? アンパンと牛乳、ちゃんと買いました(笑)?
寄るビビンバ―もはやゾッコンLOVE?
印象的なファーストセッション以降、その距離を詰めていったのはビビンバの方でした。それはもう圧倒的に、といった感じです。
具体的には
- ウォーズマンの好機についつい
「やった、ウォーズマン!!」
声をあげてしまう。 - ラーメンマンにトドメを刺そうとするウォーズマンに対し
「やめてえ」「わたしは知っているわ、あなたの優しい目を」
と叫び、その凶行を思いとどまらせようとする。

- ウォーズマンによる死刑囚惨殺パフォーマンスを止めようとする。
- 老死刑囚のみ惨殺をしくじったことを、彼の優しさだと見抜く。
- 調印式でスグル陣営と一触即発となったウォーズマンをなだめ、なぜだかウォーズマン陣営に居座る。

- 計量前のウォーズマンに、チャンピオンベルトをプレゼントする。
- 計量オーバーしたウォーズマンに対し、外すのはベルトではなくベアークローの方だと主張する。

- 無慈悲な肘打ちを続けるウォーズマンに対し
「ロビンマスクの復讐に利用されているだけ」
と諭す。 - クリーンファイトに目覚めたウォーズマンを
「自由に闘わせて」
と、ロビンに嘆願する。

- 闘いに敗れ、マスクを自ら取ろうとするウォーズマンに涙し、ヨロめいた彼を支えようと近づく。
- 異形の素顔が晒されたあと、ダウンしたウォーズマンを介抱する。

といった行動がとられたのです。
いかがでしょうか? 見方によってはビビンバ、もうウォーズマンにゾッコンですよね。思わずシブがき隊の『Zokkon命』を歌ってしまうくらいの勢いです(笑)。
このあたりのアクティブさ、さすがはスグルの押しかけ女房となった行動力が光りますね(笑)。
とくに1の

やった、ウォーズマン!!
については、心の声がつい漏れてしまった感じの描写であり、それだけに本心の表れかな? なんて思っちゃいます。
しかも彼女、このセリフを口にした直後に

どうしちゃったんだろ、あたし
と照れて我に返るシーンがあり、その仕草がまた“彼女に芽生えた恋心”という印象を、我々文春記者に抱かせずにはいられないんですよね。
もうね、超シャッターチャンスでしたから、ここ。皆さんも叫びましたよね、

センテンス・スプリング!!
って(笑)…すみません。ちょっと調子にのりました。

そんな乙女な言動の後、彼女はウォーズマンの隠れたパーソナリティである“優しさ”にいち早く気づき、冷酷な殺人鬼というレッテルの貼られた彼の名誉回復に勤しむようになります(2~5)。
さらには彼が本来望む正々堂々としたファイトができるよう、ちょっとした策を弄したり(6、7)、管理者であるバラクーダに直訴したり(8、9)するなど、彼の更生環境を整えるべく動き、そして最後には敗北して醜態を晒してしまった彼に優しく寄り添うという(10、11)、女性ならではの愛情行動を示すに至るのです。
このように、ウォーズマンを正しい道に戻そうと奔走するビビンバ。その姿は“母性的庇護”をも含めた大きな愛情なくしては成立しがたく感じられます。
それゆえ我々読者が“ビビンバはウォーズマンに対して恋心を抱いていた”とつい文春砲してしまうのは、不可避と言えば不可避ですよねえ(苦笑)。
ではそんなゴリゴリのアプローチをとるビビンバに対し、ウォーズマン本人はどう応えていたのでしょうか? 次はそこに注目してみましょう。
受けるウォーズマン―彼らの距離感
結論を言うと、
素直に応対した
となるでしょうか。彼女が語れば聞く耳を持ち、プレゼントを渡せば素直に受け取る。ただし、一貫していたのは
ウォーズマンからはモーションをかけない
でした。これはもう徹底されていましたね。
そのおかげで、彼らの距離は急激には縮まらないんですよ。ビビンバが10寄れば、ウォーズマンは話を聞いた後に8退く、みたいな感じなので、全体距離は縮まってはいるんですが、程よい距離を維持しているというか。365歩のマーチじゃないですけど(笑)。

その距離感のおかげで、ウォーズマンのビビンバに対する“デレ”を感じることは、私にはありませんでしたね。つまり恋情の高まり具合は、彼と彼女ではイーブンではなかったわけです。
どちらかというと、その縮まった2の距離というのは、謎めいていたウォーズマン本来のパーソナリティを、読者へ開放することにあてがわれていたような気がします。

ああ、ウォーズマンって怖いだけの超人じゃないんだ…

実はいいヤツなのかも…?
といった感じで、キャラクターをより深く知るきっかけになったわけです。
とはいえその過程において、ビビンバの言葉に彼が耳を傾けるシーンが頻出していることを思うに、彼女が彼にとって特別な存在になっていたことは間違いないと思われます。
おそらくですが、彼の人生において、母親以外でここまで自分に干渉してくる女性は初めてだったのではないでしょうか。

そしてそれに対する彼の素直なリアクションを見る限り、彼にとってのビビンバとは、妙に干渉してくるが
自分の心配をしてくれる存在
として、好意的に認知された女性だったと考えられるのです。
…ただこのような控えめな反応では、“熱愛スクープ”を狙っている文春記者としては少々物足りません。何かこう、ウォーズマンの方でも熱い行動があると助かるのですがね(苦笑)。
そんな我々にとって、大きなシャッターチャンスとなったのが、ビビンバが殴打された際、大いに怒りをあらわにした彼の姿でしょうか。
ビビンバは話の流れでスグルとロビンの二人に頬をはたかれています。それを見た彼は、即座に報復攻撃を仕掛けているんですね。

これは彼にとってのビビンバが、守るべき対象であったことを如実にあらわしていたともいえるでしょう。
特に大恩あるロビンに対してすら躊躇なく攻撃する様は、それだけ彼女が大事な存在に成長していたことを物語っているようにも感じます。
そしてこのエピソードは、普段は好意が表に出ないように制御していた彼が、不測の事態というトリガーによって本心を露わにしたと解釈でき、スクープ記事としてのリリースが可能になったともいえるでしょう。
余談ですが、私はこの“ビビンバ平手打ち事件”は、スグルとロビンの最大の汚点だと思っています。その後この二人が弱者を守る正義超人のツートップとして活躍していくことを思うと、なおさらです。それこそ

どっちが正義の味方かわからんな…
という皮肉すら聞こえてきそうですよね(苦笑)。
ただおかげでウォーズマンの奥底に宿る“正義”というパーソナリティが、晴れて日の目を見ることになったともいえるので、少々都合がよいですが、必要悪であったと理解したいと思います。

ふたりにロマンスはあったのか―文春砲の真偽を問う
以上、二人の関係についてさまざま考察してきましたが、ここらで結論を出してみましょうか。
あくまで私ジャスティス・アキラ裁判長による判決ですが

彼らに恋愛ロマンスはなかった
と裁定を下したいと思います。つまり…“熱愛”や“略奪愛”といった文春砲は、残念ながら誤報だったということになります。
…まあ落ち着いてください、スクープ好きの方々。いや、わかりますよ? 彼らがそんな“若気の至りエピソード”に突っ走ってくれた方が、絶対にキュンキュンして楽しいですからね(笑)。

わかった!
アキラさんは、ビビンバの“ハニトラ説”を推すんですね?
ハ、ハニートラップ説!? あ、ビビンバがウォーズマン陣営を攪乱するためにスパイとして潜入し、色仕掛けでウォーズマンの残虐戦闘力を削ごうと画策したという、“浮気説”をさらに発展させた仰天説のことですね(苦笑)?
いや、たしかに調印式で彼女がシレっとウォーズマン陣営についていたこと、さらに計量オーバー事件時に

外すのはベルトでなくベアークローの方よ!
と誘導したのは、たしかに“ハニトラ説”の有力な根拠となっていますもんね…って、いやいや、それは飛躍しすぎでしょうよ(苦笑)。
私が“彼らはシロ”と判断した理由は三つあります。それは
- ビビンバは復讐に利用されることの虚しさを知っていた
- 若くして父親の介護をしていたビビンバには家族愛が深く育っていた
- ウォーズマンはビビンバに母親の姿を重ねていた
という三点です。
1についてですが、そもそもビビンバは幼少期より一族を凋落させ、かつ母親を亡き者にしたキン肉族に復讐すべく育てられてきた経緯があります。つまりロビンマスクの復讐のために利用されているウォーズマンの、立場的先輩なんですね。
しかしビビンバは仇敵であるはずの一族の王子・キン肉スグルの優しさに触れ、その復讐心は氷解してしまいます。それは彼女に
愛>復讐
という、新しい感情を芽生えさせたのです。
さらに2に記したように、若くして一族の母親たる役割を担っていた彼女には、家族愛…特に“母性愛”が大きく育っていた可能性があります。

そんな彼女の目の前に、過去の自分と同じく“復讐”に利用され、本来持つ“優しさ”を封印して残虐ファイトを行い、得体の知れない殺人鬼として誤解されているウォーズマンが現れた。そんな彼を、彼女は放っておけなかったのではないでしょうか。
復讐に利用される愚かさを伝え、かつ誤解されたパーソナリティの名誉を回復してあげたい…それが彼女の“グイグイくる”行動力の正体であり、それは“恋心”よりも大きくて深い愛情…まさしく彼女の“慈母愛”そのものだったのではないでしょうか。
一方、ロボ超人という異形として生を受け、その醜悪さから世間につまはじきにされていたウォーズマン。そんな彼に唯一愛情を注いでくれた母を早くに亡くした彼は、心の奥底で自分を気にかけてくれる存在を欲していた。

そこにビビンバが現れ、彼女のお節介ともとれる慈母愛が、たまたまウォーズマンが求めていた愛情と合致してしまい、3の理由につながった。
そう解釈すれば、なぜウォーズマンがビビンバの行動を素直に受け入れたかの説明がつくのです。
しかしこの感情の需給の均衡は、表面上彼らにロマンスがあったように見えてしまい、文春記者たる我々は喜んで飛びついてしまった、というわけです。
ですので私は、以下の様に主文を言い渡すことにします。
主文:被告人は無罪。これは異形たる男が持つ枯渇した人間愛の器に、なみなみと慈母愛を注いだ女の美しい人間愛描写である
と。よって誤報を公表してしまった我々は、“敗訴”ということになりますね。賠償金の用意、しなくっちゃ(苦笑)。

ただこの主文を読んで、何かを思い出した方はいませんか? そう、この二人の関係性は、ある映画作品に酷似しているのです。
次の章ではその作品と二人のエピソードとの類似性についてお話したいと思います。
異形と人間愛―オマージュとしてのウォーズマン戦
その映画とは
エレファントマン
です。有名な作品なので皆さんご存じだとは思うのですが、簡単に復習してみましょう。
エレファントマンあらすじ
19世紀ロンドンに生きたジョン・メリックは、全身の奇形ゆえに“エレファントマン”と呼ばれ、見世物小屋でさらし者にされていました。
やがて医師トリーヴスに保護され、人間らしい生活を少しずつ取り戻していきます。
そんな彼に大きな救いを与えたのが、舞台女優のケンドール夫人でした。彼女は異形のメリックに恐怖や嫌悪を示すことなく、あえて温かく接し、彼の中に眠っていた尊厳や優しさを引き出していきます。
メリックにとって彼女は恋愛対象ではなく、むしろ母性と人間愛を象徴する存在であり、ケンドールの無償の優しさは「異形の者も人として愛されうる」という希望を彼に与えました。
このような作品でしたね。
これを見れば、ウォーズマンとビビンバの関係性が
ウォーズマン=メリック=異形
ビビンバ=ケンドール夫人=人間愛
という置き換えで成立することが、如実にわかるかと思います。
さらに言えば、メリックを見世物小屋に連れ戻す支配人は、ロビンマスクが扮したバラクーダそのものであり、これによって
異形(ウォーズマン)⇐支配(ロビンマスク)⇐開放要求(ビビンバ)
という、ストーリーにおける置き換えもまた見えてくるのです。

つまりこの文春砲的“ビビンバ問題”というものは、ゆで先生が『エレファントマン』の影響を少なからず受け、キン肉マンvsウォーズマンという闘いにオマージュとして組み込んだ結果の産物である可能性が高いのです。
そしてその可能性を証明する外的要因としては、
- 映画の封切り時期
- ラーメンマン入場時におけるスグルの野次
- 幼少期のウォーズマンの外見
といったものがあります。
1については、『エレファントマン』の全米封切りが1980年で、“ビビンバ問題”が描写されたのが1981年であり、時系列的に両者が近しい時代だということ。
2については、ミイラ男状態だったラーメンマンに対し、スグルが

よっミイラ男、エレファントマン!
という野次を飛ばしていたこと。つまりゆで先生が『エレファントマン』という作品を強く認知していたことがわかるのです。
そして決定的なのが3でしょう。ズタ袋を被って醜い素顔を隠していた幼少期のウォーズマンのデザインは、完全にメリックのオマージュなんですよね。

このような外的要因からも、ゆで先生が二人の関係性を使って
異形と人間愛
というサイドストーリーを描こうとした可能性はひじょうに高く、ゆえにこの二人に

恋愛感情はなかった
と私に言わせる、大きな論拠となっているのです。
ちなみにこの“エレファントマン・オマージュ”については、ネットにおいてもいくつか指摘されていますね。
その中でも加山竜司さんのnoteが特に核心をついており、今回の批評の一助となったことを、ここにお伝えさせていただきます。ありがとうございました。

ゆで先生の戦略―ラブコメと人間愛の両面打ち?
とはいえ、私はゆで先生に“ゴシップ的三角関係”の狙いがなかったわけではないと思っていまして、実はどちらに転んでも対応できる
両面打ち作戦
だったのではないかな、とも思っています。
要は読者の反応次第では、ラブコメ路線に舵を切れるよう、ビビンバに“乙女心”強めのリアクションを取らせたのではないかと。
なぜならば、1981年当時は少年サンデーによるラブコメブームが巻き起こり、少年ジャンプの発行部数を食い始めた時代でもあったからです。
そもそも論でビビンバの登場は、そのような世相にゆで先生が対応したからではないかと以前、私は“シシカバ・ブー”批評の際に考察しました。
少年ジャンプの競争は激しいことで有名です。ゆで先生もこの時代に連載打ち切りの危機があったことを口にされています。
ならば打ち切り回避策として、読者がラブコメを求めるのであれば、いつでもそれにシフトできるリスクヘッジを取るのは、当然といえば当然だったと思うんですよね。
そのリスクヘッジで打った楔が“ビビンバ問題”初期の

やった、ウォーズマン!!

どうしちゃったんだろ、あたし
という描写だったのではないかと。
しかし読者はラブコメよりも、超人プロレスの激しさを求めた。ゆえにゆで先生は、二人の関係性を“異形と人間愛”というサイドストーリーにして本筋に添えた。
…そんな妄想を一人でしてしまったのですが、皆さんはどう思われますか?

おわりに
以上のように、私は一連の“ビビンバ問題”とは“人間愛の需給均衡”がもたらした、
美しいコミュニケーション描写
だったのだと結論づけました。
もちろんこれをゴシップ的に捉えることを私は否定しませんし、ファンの間で文春砲としてネタになり続けることも楽しいと感じています。
むしろその硬軟両面を想像できるレンジの広さこそが、このエピソードの醍醐味なのではないかとすら思いますね(笑)。
ただ個人的には“ビビンバ問題”を“人間愛の需給均衡”として捉えると、格闘描写だけでも評価の高いウォーズマンvsキン肉マンの一戦が、より深いドラマ性を内包した“珠玉の一戦”として昇華するのではないかと思っています。
そしてこの人間愛・慈母愛エピソードは、ウォーズマンの根幹パーソナリティを激しく刺激し、令和の現在でも彼を彼たらしめる大きな要因になったとも感じています。その根幹パーソナリティがとても魅力的だからこそ、私は40年を経てもなお、ウォーズマンに惹かれ続けているのですよ。
つまり“浮気”とゴシップ気味に揶揄されたこの“ビビンバ問題”とは、実はウォーズマンがウォーズマンとなるための、必要不可欠な通過儀礼でもあったんですね。
では彼の根幹パーソナリティとは一体何なのか。次回はウォーズマン批評の最終回として、
結局ウォーズマンとはどんな超人なのか
という、キャラの根幹部分に迫ってみたいと思います。お楽しみに。
さて、今回の考察を受けてみなさんはどうお感じになられたでしょうか。あなたのご意見や感想も、ぜひXやコメントにお寄せくださいね。ではまた。
※今回はサカモトさん、アツシさん、高橋さん、長野さん、戦争Loveさん、サナさん、準決勝、ネプチューンマンの末路が心配さんほか、たくさんの方からリクエストをいただきました。ありがとうございました。


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