キン肉マンが唯一完敗した超人。なぜ超人オリンピックチャンプにまで上り詰めたスグルは負けなければならなかったのか? そこには複数の外的要因が交錯する奇跡的な道筋が…!
スグルに土をつけた超人の一人
この作品の絶対的主人公であるキン肉マンは無敵の戦績を誇っているように見えますが、公式戦においては
- プリンス・カメハメ
- ミキサー大帝
の二人に敗れていることは有名です。
しかしこの敗戦は

慢心して油断している彼の、出会い頭を狙って勝ちました

連戦で疲労している相手に、邪悪五大神やミスター・VTRの力を借りまくって勝ちました
といったものであり、言わば“油断と疲労と集中砲火による敗戦”でした。
ですので、その有様を見ていた当時ちびっ子だった我々も

これは…負けのうちには入らないよね…
と理解していたので、スグルは主人公としての価値を失うことはなかったわけです。
また、連載初期の『怪獣退治編』でもキング・トーンやアポロ、ウコンにボロ負けしていますが

格闘技マンガになる前のギャグ時代だから、ノーカウントかな…
と、これもまた彼のオフィシャルの敗戦とするには、少し毛色が違うような気もします。
そう考えると、さすがは主人公というべきか、スグルには“完敗”というリザルトがいまだない、とも言えそうです。
しかしながらもう一人、スグルを倒している超人がいます。それが宇宙超人カーニバルの覇者であるシシカバ・ブーです。
シシカバ・ブーの勝利の価値
シシカバ・ブーはキン肉星に帰省していたスグルと一騎打ちをし、見事スグルをKOしています。
しかしながらこの闘いはビビンバを賭けた私闘であり、序盤が牛丼の早食いやスリルタワーの勝負など、ギャグテイストが強い闘いでした。
そのため『怪獣退治編』での闘いと同じ扱いとなっている節があり、当然ながら公式戦というイメージからはかけ離れています。
ですのでこの敗戦もまた、スグルのステイタスを傷つけるには至っていないのが実情なわけです。
だだですね、個人的にこの敗戦は他の敗戦と少し毛色が違っていると感じています。
結論から言うと、この敗戦は
だったのではないかと思うんですよ。
そう感じる理由は
- すでに格闘技マンガにシフトしている時期の闘いである
- 超人オリンピックに優勝した後の闘いである
- カメハメから“48の殺人技”を授けられた後の闘いである
- コンディションが万全での闘いである
- 完全なるタイマン勝負である
- 正面から激突して気絶させられている
- しかも相手には“みねうち”をする余裕まであった
- 直後に超人オリンピックの連覇を果たしている
といった背景があったからです。
つまりスグルは置かれていた立ち位置が限りなく超人界トップであったのにもかかわらず、真っ向勝負で手を抜かれて負けるという、これ以上ないくらいの完敗だったわけです。
このような観点から見ると、この敗戦はそんなにサラッと流されていいものではなく、かなり深刻な敗戦だったように思えるのです。
裏を返せばシシカバ・ブーはとんでもない実力者であり、彼の勝利は実はとても価値の高い勝利であったとも言えるのではないでしょうか。
シシカバ・ブーとは何者なのか
ではシシカバ・ブーとはどんな人物なのでしょうか。あらためて確認していきましょう。
彼はキン肉星における有力一族である『バーベキュー族』に属する超人です。その容姿はスグル以上にブサイクであり、スグルとミートからは

王子よりおもしろい顔だ!
と、遠慮なく蔑まれています(苦笑)。
ここでシレっとご主人であるスグルを悪い引き合いに出しているミートの毒舌もなかなかのものですけどね(苦笑)。
そして“ブー”という名前の語感がどうしても“ブタ”や“オナラ”を連想させてしまい、ブサイクなブタ面と滲み出る不潔感を助長しています。
失礼ながら、当時大人気だったザ・ドリフターズのメンバーである高木ブーも、そのイメージを植えつけるのに一役買っていたかもしれません(苦笑)。
もちろんその由来は中東の串焼き肉料理である“シシカバブ”から取られているのですが、ちびっ子はそんな料理知りませんからね(苦笑)。そりゃあ

ブーだって。
ヘンな名前! 高木ブーか!!
ってなりますよ(笑)。このあたり、容姿と名前でとても損をしていたキャラだと思います。
しかしながら彼の容姿がブサイクだったのは、別の理由があったようです。それについて、ある書籍で中井画伯がたいへん興味深いことを口にしています。
(小学5年生)当時のキン肉マンはいまと違って、もっとグロテスクな感じのキャラクターでした。のちに『キン肉マン』の作中にも登場するバーベキュー族の王子、シシカバ・ブーに近いキャラクターだったと思います。
生たまご ゆでたまごの青春録:P50より引用
このように、彼は実はキン肉マンのオリジナルデザインを模したキャラだったんですね。そんな彼が、ブサイクなのは仕方ないですよね(苦笑)。

しかし彼は『宇宙超人カーニバル』で優勝したことがあり、格闘家としての実績はとても高い、ということになっています。
また、ワインを瓶ごと絞ってグラスに注ぐなど、なかなか豪快なパフォーマンスを披露し、己の力が規格外であることを存分に主張しています。
ここでやはり注目すべきは『宇宙超人カーニバル』とはどの程度のレベルの格闘イベントなのか、というところでしょうか。
その詳細については作品中で何一つ記載されていないので、まったくの謎です。
しかしスグルとの決闘において“空中レース”と“牛丼の早食い競争”を主導しているあたり、このような競技が含まれるイベントなのかもしれません(苦笑)。
それだけで見てしまうと

たいしたイベントではないのでは…?
という気もしますが、それでいうと“ジャンケン”や“月へのマラソン”を予選に採用していた『超人オリンピック』も似たようなものです(笑)。
ということは、『宇宙超人カーニバル』でもその後に格闘技主体の試合が当然あったと予想されます。
そしてそのイベント名に“宇宙”の文字が冠されていることから、“地球”を対象としている『超人オリンピック』より規模の大きな格闘イベントだった可能性すらあるのです。
ひょっとしたら、『超人オリンピック』が“日本代表”、“イギリス代表”という規模で選手を集めているのに対し、『宇宙超人カーニバル』では“キン肉星代表”、“ラッカ星代表”、“オメガケンタウルス星団代表”といった規模で選手が集って闘いを繰り広げていたのかもしれません。
そう考えると、その大会で優勝したシシカバ・ブーは、相当な激戦を繰り広げて優勝を勝ち取った可能性があり、その優勝者という経歴は、格闘家としてかなり高い評価を担保するものである可能性が高いわけです。
ですので、あのような形でスグルを破るということも、フロックではなく彼の真の実力がなせる業なのかもしれません。
実際の話、彼は現役を引退した後もキン肉星の『超人評議会』のメンバーとなっており、重鎮として重用されています。
それは彼の格闘家としての半生が、客観的に高く評価された証でもあると言えるでしょう。
歴史のifを妄想できる超人
もし彼の実力が本物だとすると、あの当時のスグルに圧勝した彼が、スグルに代わって超人界のメインストリームに登場しても不思議はなかったことになります。
それはつまり
- シシカバ・ブーがウォーズマンを破る
- シシカバ・ブーが7人の悪魔超人につけ狙われる
- シシカバ・ブーがバッファローマンを下す
- シシカバ・ブーがウォーズマンの背骨をのぼる
- シシカバ・ブーが悪魔将軍を打ち破る
- シシカバ・ブーが宇宙超人タッグトーナメントで優勝する
- シシカバ・ブーが邪悪五大神に目をつけられる
- シシカバ・ブーが完璧超人始祖に目をつけられる
という、歴史のifともいうべき物語を紡いだのかもしれないんですよ(笑)。

そんな妄想に思いをはせると、なかなか楽しい気分になります。シシカバ・ブーがどうファイティング・コンピューターを攻略するのか、マスク狩りの危機からどう逃れるのか(笑)。
おそらくシシカバ・ブーもキン肉星の一族なので、マスクマンだと思うんですよね…ってことはあれか、シシカバ・ブーも素顔はイケメンの可能性がある(笑)!?
そしてその活躍ぶりによっては、キン肉星の覇権をキン肉族からバーベキュー族が奪う展開になったかもしれません。
それこそキン肉族内での王位争奪戦ではなくて、他部族まで巻き込んだ、もっと規模の大きな王位争奪戦になった可能性もあるわけです。
ビッグボディ vs シシカバ・ブーなんて、野郎臭さが漂いまくる、ゴリゴリの男臭対決でおもしろそうですよね(笑)。
なぜスグルは負けなければならなかったのか
ここで疑問に感じるのが、なぜステイタスの上がったスグルを、ここでわざわざ負けさせなければならなかったのか、という点です。
というのも、“超人オリンピックチャンプ”という肩書がついたスグルは、すでに敗北がキャラクターの価値を下げてしまう立場にいたからです。
そんなリスクがあったのにもかかわらず、スグルはシシカバ・ブーにあっさりと負けてしまった。
さらに言うと、なぜ敗北を喫する相手がシシカバ・ブーであったのか、というのも大きな疑問です。
無敵の主人公が負けるとするならば、それなりのビジュアルをもった強敵やライバルであった方が、読者は納得をすると思われます。
しかしスグルは突然登場したといってもいい、しかもビジュアル的にはとてもブサイクなシシカバ・ブーに完敗するわけです。これはパッと見“高リスク低リターン”の悪手のようにも感じられます。
そこでゆで先生がなぜそのような冒険をしたのかを勝手に考えていると(笑)、3つの要素が戦略的に重なったためではないか、という仮説を立てるに至りました。
その3つの要素とは
- 連載打切危機打開への新たな一手
- ラブコメブーム
- 初期型を投入するという奇策
です。ではひとつずつ見ていきましょう。
1.連載打切危機打開への新たな一手
これは有名な話ですが、シシカバ・ブーに敗れる直前の『アメリカ遠征編』はちびっ子のウケがすこぶる悪く、『キン肉マン』は連載打ち切りの危機を迎えます。
ここが正念場だったゆで先生は、アメコミ画風と高度な大人の勢力争いドラマから手を引き、人気のあった“怪獣退治編”に一度原点回帰するんですね。
そしてそこに、今まで作品になかった要素をプラスアルファとして投入してきました。そう、それがビビンバという“お色気女性キャラ”の誕生です。
おそらくゆで先生は、人気回復の一手としてまずは基本のシンプルなギャグ路線に舵を切る決意はしたものの、

それだけだと芸がないな…
と感じたのでしょう。

いっちょ…トライしてみるか
と、今まで作品中では色が薄かった“お色気女性キャラ”をブレンドしてみたのではないでしょうか。
おそらくそれは実践をしながら読者の反応を確かめる、トライ&エラー行為の一環だったのかもしれません。
そんな新たな一手であるビビンバは、煽情的なコスチュームで我々ちびっ子に存分にお色気をふりまき(笑)、スグルを一方的に慕うという行動を見せます。
彼女の出現についてはたしかに

なんか…エッチい姉ちゃん出てきたぞ…!!
という、なかなかに甘酸っぱくも、ドギマギした気分を我々に与えてくれたものです。
そりゃあね、お胸がポロンチョするわ、裸エプロンでうろつくわされちゃったら、性に目覚めつつある少年ならば

…………♥
となりますわな(苦笑)。と同時に

ゆで先生…どうしちゃった…?
と、とまどいを覚えたのも事実です。
しかしこのビビンバの登場がきっかけとなり、スグルがシシカバ・ブーに敗れる展開に繋がっていくので、このトライは大きなトピックスだったと言えるでしょう。
2.ラブコメブーム
ではなぜゆで先生が、新たな一手としてビビンバという“お色気女性キャラ”の登場を選択したのか、考えてみましょう。
おそらくですが、当時少年マンガ界を席巻しつつあった“ラブコメブーム”が、その一手を選択するのに一役買ったのではないか、と個人的には思っています。
統計的な見地から見ると、発刊以来順調に発行部数を伸ばしていた少年ジャンプは、1980年~1982年にかけてその成長を鈍化させます。
理由は『うる星やつら』を筆頭とした、美少女中心のラブコメマンガがヒットした少年サンデーに部数を食われ始めた、というのがその大きな要因だそうです。
以下に参考資料を貼っておきますので、興味ある方はどうぞ👇
このような、世の中のマンガ嗜好の移り変わりをゆで先生が機敏に察したため、生まれたのがビビンバだったのではないでしょうか。
ゆで先生、作風は硬派寄りなんですが、パイオニア精神は人一倍ですからね。世のトレンドがラブコメシフトならば、一度はそれを確かめてみようとトライしたのは想像に難くありません(笑)。
そんな状況の中
という、ゆで先生が持つピースを組み合わせたストーリーが“ビビンバをめぐる男の決闘”であったわけです。
となると、物語のコアを“強さの優劣”よりも、“ドラマティックな純愛”に重きをなすのは当然の流れだったといえるでしょう。
そして後者のテーマをより引き立たせるためには
という結末の方が、ビビンバの女性としての強い愛を、より効果的に演出できるわけです。
その結果、物語は皆さんご存知のように、ビビンバを賭けた勝負が行われ、スグルはそれに敗北し、そのスグルをビビンバが身を挺して護るということで、彼女の献身と愛情の深さがより強調される物語となったのです。
このような仮説を立ててみると、“なぜスグルは負けなければならなかったのか”という疑問に対しては、

創作物としてその選択がベストだったから
という解答を導き出すことができ、スグルの敗北はあくまで表現上の手段であったことになります。
つまり“敗北”という意味合いが、力量を競う格闘としての結果ではなく、愛情表現に至る過程としての結果なので、そもそも論で同等に論じる土台に立っていないんですね。
このような意識があったからこそ、ゆで先生は“超人オリンピックチャンプ”という高いステイタスを保持していたスグルですら、あっさりと敗北させる選択ができたのではないかと感じています。
3.初期型を投入するという奇策
とはいえです。とはいえ、無敵の主人公が負けるというのは、やはり何かしらの抵抗があるものだし、影響が大きいことは確かです。
そこでゆで先生は、念押しの一手を投じてきました。それが“敗れる相手をシシカバ・ブーにする”という一手です。
前述した通り、シシカバ・ブーはビジュアル的にはアレなので(笑)、とてもじゃないですけど主人公に勝つという役割を与えるには荷が重いというか、強烈なミスマッチ感が漂います。
ただしシシカバ・ブーにはただのブサイクではない、大きな特徴がありました。それが

嶋田クンが小学生のころ描いていたキン肉マンは、もっとグロテスクだったんです。
どちらかというと、シシカバ・ブーに近いデザインをしていました
という事実です。
そうなんです。シシカバ・ブーには“キン肉マンの前身”という個性があり、言うなれば彼は
と呼ぶこともできるキャラクターだったのです。
つまりビビンバをめぐる決闘は
という、考え方によっては“同キャラ同士の闘い”であったわけです。『ストⅡ』で例えるならば、白リュウと黒リュウの闘いのようなものでしょうか。
この構図の利点は、“どちらが勝っても敗者の格が下がらない”という点です。黒リュウが白リュウに勝ったからといって

リュウ弱いな
とはならないですからね(笑)。

もちろんスグルとシシカバ・ブーは厳密には同キャラではないのですが、概念的に同系統でニアリーイコール(≒)であることは間違いないでしょう。
ですので、ここで“なぜ敗北を喫する相手がシシカバ・ブーであったのか”という疑問に対する答えが導き出されるわけです。
つまりシシカバ・ブーは、ステイタスの上がったスグルが負けても、格が下がりづらい相手だったんですね。そして、その気持ちは作者であるゆで先生にも、心の奥底にあったのかもしれません。
そんなことを思うと、シシカバ・ブーというキャラは

まあ…初期型に負けるならアリでしょ
という免罪符だったとも言えるでしょう。
相手のビジュアルを初期型キン肉マンにすることが、原作の時点での嶋田先生の指示だったのか、それとも中井画伯のアドリブだったのかはわかりません。
いずれにせよそのような感覚が“主人公が負ける”という衝撃性をマイルドなものにし、抵抗を少なくしていたのではないかと思われます。
その結果、このスグルの敗北はセンセーションを巻き起こすことはまったくなく、それどころかほじくり返さなければ気づかれないくらい、闇に埋もれた事実となっています(笑)。
つまりシシカバ・ブーは“主人公の格を下げずに負けさせる”という二律背反する使命を、完璧にこなしたことになるわけです。
そしてそれを可能にしたゆで先生の“初期型を投入するという奇策”。こう考えると、なかなかに深い闘いだったんですね、あの恋愛バトルは。
おわりに
以上、シシカバ・ブーについての考察でした。
彼はどう見ても“イロモノ超人”の範疇に入るキャラクターなのですが、“初期型キン肉マン”という唯一無二の個性を持っているという、ひじょうにレアなキャラクターであったといえるでしょう。
そんなイロモノ超人が、連載打ち切りの危機とラブコメブームという外的要因と絡み合い、“初期型”というレアな個性を存分に発揮する機会を与えられた。
そして結果的には、無敵を誇る主人公をあっさりと打ち破るという、とんでもない快挙をやってのけた。それはある意味、奇跡的なタイミングに導かれた結果だったと言っても過言ではないでしょう。
しかもその“初期型”が相手を“みねうち”にて降したという結末は、実は『キン肉マン』という作品のその後の展開に人知れず大きな影響を与えたのではないかと、個人的には感じています。
つまりシシカバ・ブーの“みねうち”は、後にスグルが『マッスル・スパーク』にて“究極のみねうち”を目指すことになるための“潜在的な刷り込み”であり、結果的に彼がそれを目指す伏線となったのではないか、なんて想像しちゃうわけです。
それだけに、この決闘におけるスグルの敗北が“初期型みねうちの洗礼”だったと考えれば、その後のストーリーのつながりとしても大きな意味があったのではないかな、なんて思っています。
…まあこじつけだとは自覚しているのですが、夢のあるこじつけだと思いませんか? みなさん(笑)。
※今回はヘルス・ヘアースさん、上野さん、総統さん、IMAIZUMIさん、ショコラティエさんほか、たくさんの方からリクエストをいただきました。ありがとうございました。
【リクエストはこちらから】


コメント
どうも卍です。
アキラさんこれまたレアなキャラをチョイスしましたね。「シシカバブーが
悪魔将軍を倒せるかって無理に決まってます」って集英社のスタッフも書い
てましたが、今回のレビューを見るとうーむと考えさせられます。
ただわずかだがその後の出番もあり、映画にも出演しているので決して作者
に嫌われているわけではないなとは思いますが、やはり必殺技がないと厳し
いのかもしれませんね(え?足からのビームがある?それは・・・)
うん、やっぱり技は大事です!
…でもウォーズマンの「シベリアの地吹雪」を見てテレビの前でしばらく固
まった経験があるので、できれば格好いい技で。これをオニキスマンにだし
てたら大炎上間違いなしでしょうし(笑)
卍さん、こんにちは。
シシカバ・ブーでどうやって批評記事を書こうかな…と悩んだんですが、初期型キン肉マンという個性に気づいてから、筆が進みましたね。
おっしゃるとおり、ビーム技はちょっと萎えますね。だからプリズマンのレインボーシャワーもちょっとしっくりこないんですよね。
ウォーズマンの「シベリアの地吹雪」は知らなかったので、先ほどYouTubeで観ました。これは…ダメですね、たしかに(苦笑)。
キン肉マン好きには話題になる シシカバ・ブーの強さですね
飛行も早食いも
結果的にはスグルに完勝です(笑)
スリルタワーもスグルが妨害してるのでコレも負けです
しかし
シシカバ > スグル
とならないのは 最後の対決が
超人レスリングではなくて喧嘩みたいなモノだからですし
ビビンバと結ばれたい愛情の強さだったのでは?
つかささん、こんにちは。
そうですね、スリルタワーもスグルの試合放棄に近いですよね(苦笑)。たしかにあの試合はゴングが鳴ってうんぬん、ではないので、非公式なのは間違いないでしょうね。
ただその後、二人が会うシーンがⅡ世で何回かあるんですが、シシカバ・ブーはそのときの勝利をひけらかしませんよね。けっこう男気もあるのかもしれませんね。
シシカバ
男気は有りますよっ!
片思いとは言え 恋敵のスグルを ビビンバの訴えにより見逃してます
更に 二人を地球に避難させてますからね
読み直したら ブサイクなシシカバが カッコ良く見えました(笑)
たしかに、とても素晴らしい男ですね!
スグルの完敗が汚点にならないのは
言及の通り試合がビビンバの愛を勝ち取るための手段でしかなかったからでしょうね
いくら試合に勝ってもビビンバが振り向かなかったら負けで
そういう意味でシシカバ・ブーは最初から負け戦だったと
しかしギャグパートとして流していたシリーズがここまで深い物だったとは
相変わらずの慧眼ぶりに頭が下がる思いです
uzukiさんこんにちは。
シシカバ・ブーは、“決闘に勝つ≠愛情の変化”ということをきちんと理解している男だった、ということですね。その潔さは高く評価できると思いますね。
また、多大なるご評価ありがとうございます。とても嬉しいのですが、いろいろとこじつけているだけ、という可能性も大です(苦笑)。