前回、ふるさと納税本来の目的である3事項その2である“自治体間の競争による発展”を学んだスグル。
今回はその3である“納税の大切さを考えるきっかけづくり”について勉強してみましょう。
では最後の目的じゃな。
③の納税の大切さを考えるきっかけづくり、とはどういう意味かな?
それについては、王子はすでに2回ほど自身で口にしていますよ。
なぬ? なんとな?
思い出してください。
王子は目先の利益を優先したふるさと納税の利用を“なにやら気恥ずかしい”と言ったんです。
…!! 言った!
この言葉は、納税の意義を王子なりに真面目に考えたからこそ、口にした言葉なのではないですか?
う~むそうじゃのう…もしもふるさと納税を行っていなかったら、考えもしなかったかもしれんのう。
ほら。この時点ですでに納税の大切さについて考えたじゃないですか。
なるほどのう。
あともう一つは、ふるさと納税の申請時に、寄附金の使い道をリクエストしたでしょう。
おおっ、地球防衛がなかったので“福祉・健康施策”にしたんじゃったな。
はい、それです。
これも“税金の使い道を納税者自身が考える機会になった”、と言えませんか?
その通りじゃのう。この機会がなかったら、自分が納めた税金がどんなことに使われているかなど、気にも留めなかったかもしれんのう。
だとすると、もうその3について解説する必要はないかもしれませんね。
確かに知らず知らずのうちに、納税について興味をもっておったからのう。
そういうことです。王子と同じような考えを持つ人が増えれば、国民の納税リテラシーが上がり、政府としては目的を達成できるわけですね。
そうじゃな。そうなれば納税の意義を考える納税者が増えて地域が良くなり、地球の未来も心配なしじゃな。
フフフ、そうなったら事件が減って、王子の出番がなくなっちゃいますね。
なぬ? それはそれでちと困る…そうだ! ならば私は以前通り、だらしない納税者に戻るとしよう。そうすればバランスが保てる。うむ、そうしよう!
もう~~~っ、これだけいろいろやってふりだしに戻るなんて…。
王子の納税リテラシーをあげるなんて、土台無理だったんだなぁ。
お粗末様でした。これにてふるさと納税についてのお話はおしまいです。皆さんも興味がでましたらぜひチャレンジしてみてください。ではまた。
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