今週のあらすじ
スグルとの会話のやりとりで気力が増大し、怒涛の張り手ラッシュをルナイトに浴びせるウルフマン。これにはルナイトの鋼鉄の仮面も歪んでいきます。
ウルフマンは勢いに乗じてロープ際まで追い詰め、とどめの一撃をくらわそうとするも、痛めた左足に激痛が走り不発。逆に『メタルバイト』で右腕の肉を噛みちぎられてしまいます。

一気に形勢逆転だな。
唯一のチャンスをふいにするとは、よくよくツイてないやつめーっ!
とルナイトは逆転の喉輪落とし。
ダウンを喫したウルフマン。しかしここでスグルの激が飛びます。

お前絶対に勝つって言っただろうが!
名横綱とまで言われた日本男児が男の約束を破るつもりか!
このヘナチョコリキシマンがーっ!

私の交代をお前は拒否したんだ。
なのにそれで負けたりしたら…私は一生お前のことを死ぬまで笑いものにしてやるわーい!

それが悔しかったら約束どおり絶対勝てよ! お前ならできると思ったから任せたんだ!

それなのに何が永世横綱じゃ、聞いてあきれるわ、このエセ横綱めーっ!
と、怒涛の愛あるディスり。当然の如くウルフマンはこれに反応し、

あのブタ鼻野郎…!
とロープに手をかけ、

アイツにああまで言われりゃ…これ以上…絶対に恥は晒したくねぇーっ!!
と起き上がって立合いのポーズに。その体からは友情パワー発動を示す発光現象が起こります。待ってましたと反応するアリステラ。

おかげで気合十分だぜ
と、あらためて張り手を繰り出すウルフマン。再度噛みつきを狙ったルナイトの下顎を意に介さず破壊。今度はパワーが違います。

さあ再開といくぜーっ!
と怒涛の『ルービックキューブ張り手』。ルナイトがダウン寸前でふらつくと、

よっしゃ、ここだーっ!
とフェイバリットの『合掌ひねり』へ。
しかしここで今度はオメガ軍団のアリステラからルナイトに対し激が飛びます。

このままの敗北は許されんぞルナイトーッ! ようやくその力を引き出したんだ。お前にも六鎗客としての意地があるなら、そこを粘りぬき目の前の力をモノにしてみせろ!
それとも我々の使命を忘れたかーっ!
と叫ぶと、ルナイトは『合掌ひねり』の円運動を、足の爪をリングに食い込ませることで防御。そして

オレたちには使命がある!!
と雄たけびをあげると、ウルフマンのパワーが乗り移ったかのようにその肉体が…発光していき、次回に続く、です。

今週の感想
信頼しあう二人がお互いの悪口を言い合って力を高めていく、といういい構図でウルフマンが復活。
しかもスグルがウルフマンへのハードルをどんどん上げていくようなディスりをすることで、彼の勝ちフラグもどんどん不動のものに…と思ったんですけど。思ったんですけどね。アリステラの激によってちょっといやな空気になってきてしまいました(苦笑)。
ウルフマン勝利への激の上からさらに蓋をする激、とでもいうんですかね。後から蓋をしたほうが有利という法則が発動してしまいそうで。
六鎗客が友情パワーの秘密を探っていることはオープンになっていますが、こんなに早くその能力まで取り込むメンツが出てくるとは…これで試合展開は五分五分に持っていかれてしまいました。というか、四分六分かな?
ベンキマンとか友情パワーを発動させても勝てなかったから、その補正を計算に入れると三分七分? ああ、いやだ、やはりヘッポコ正義超人軍は惨殺全敗なのか(泣)。
ま、それは今後の展開を見守るとして、今回よかったのはやはりスグルとウルフマンのかけあいですよ。
仲間に罵詈雑言を浴びせて奮起させ、眠れる力を解放するというこの構図…まさに70~80年代の名ドラマ『噂の刑事トミーとマツ』を髣髴とさせるシーンです。あれ? ちょっと古いかな? え? ちょっとどころじゃない?
まあいいよ、わかんない人はググってよ(笑)。でもそんな展開なんだよ、ホントに(笑)。
だからここまでケチョンケチョンに言われたウルフマンが負けるって考えたくないんですよ。だってかなりしつこく罵倒していますよ、スグルは。
ウルフマンを発光させるには、上にあげたセリフのうち半分くらいでも十分だと思うんだけど、それを大きく上回る悪口ですからね。
これで負けたら言われ損ですよウルフマン(泣)。それこそ本当にエセ横綱の烙印を押された上に、一生笑いものにされる危険性があります。
あ、ひょっとして試合後に即死亡するから笑われるのは一瞬ってことですか? それならいいだろうってことですか? そうなんですか? ゆで先生!
その他気になった点は
- 「鋼鉄の仮面」って…ルナイトのそれはマスクなの? たしかにビスで止めてるなあ。
- 「ヘナチョコリキシマン」と、思わずアニメバージョンの名前がオーバーラップ。
- 陰影のついたアリステラの表情はなかなか迫力がある。
- 『合掌ひねり』で37年ぶりに勝たせてあげたかった…。
こんなところでーす。


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