命ともいえる武器・巨大ティーバッグを真っ二つにされたティーパックマン。しかしティーパックマンはあきらめず、まずは凍りついたウィップを自身の滾る紅茶で溶かしていきます。
そして半分になったティーバッグでなおもヘイルマンを乱打攻撃。しかしヘイルマンはそれを軽々と回避していきます。しかしティーパックマンの執念が実り、とうとうヘイルマンの側頭部をヒット! しかし肝心の茶葉はすでになく、空袋を相手にぶつけるという、何一つダメージを与えられない結果に。
これで完全に打つ手がなくなったティーパックマン。ヘイルマンに腕をつかまれ『ブリザードハンド』により全身を凍結させられてしまいます。なんとか意地で紅茶を沸騰させ、完全凍結を防ごうとしますが、ヘイルマンの氷のパワーが勝り、頭まで完全に凍結。「凍結すれば鍛えた首も簡単にもげる」と、ヘイルマンの氷ラリアットともいえる『ブリザードソード』を食らい斬首葬。試合前に六鎗客が宣言していた「惨殺の刑」が実行された形になってしまいました。
ティーパックマンの敗北に動揺するヘッポコ正義超人軍。そんな中「気落ちしている場合じゃないぜ!」と勇壮にチームを盛り上げたのは…なんとカナディアンマン! 「生きて帰れるなんてはなっから思っちゃいねぇんだ!」と、決死の覚悟を口にして次回に続く、です。

あ~あ。やっぱりティーパックマンが逆転勝ちするなんてシナリオは存在しなかったか…。そうだろうとは思っていたんだけどさ、登場から妙に凜々しい彼を見ていたら、ぜひとも勝たせてあげたくってさ…。
途中チャンスを狙っているような目のアップがあったので、何かあるのかも、と少し期待したんですけどね。まあ現実はこうだろうなあ。でもね、最後の意地というか、前のめりの気持ちが見えたからかっこよかったですよ、彼。
しかもね、凍結される直前に泣いているんですよ、彼。抗いきれない実力差が悔しかったんだろうな。なんでオレの超人強度はこんなにも少ないんだよ! みたいな。なんか切ないよなあ。でも株が上がったよ、ティーパックマン。好きだぜ、オレ。
そんな彼だから、無残な姿は勘弁してあげて~と思ったんですけど、ヘイルマン容赦ないですね。一番プライドが傷つく勝ち方をしやがりました。この出瀬潔、いつか痛い目にあわせてやるからな。ティーパックマンとの因縁を考えると…ウォーズマンでお仕置きだ(笑)!
次の試合はカナディアンマンVSパイレートマンが濃厚。パワー対決といったところでしょうか。ウォーズマンと並ぶ100万パワーの実力をみせたれ、カナディアンマン!
その他気になった点は
- お湯であれば、ティーパックマンの頭でしゃぶしゃぶができそうだ(笑)。
- けっこうパンキッシュなヘイルマンの後ろ髪。
- なぜ冷気がつないだ手首からではなく、離れた足下から伝わるのだろうか。
- 解凍したあとのティーカップは、タザハマさんが手に入れて飲むのだろうか(笑)。
- 「楓」を「カナディアンマン」と読ませるプレボのアオリ。
- パイレートマンの指はメカチックで描くのがめんどくさそうだ。
こんなところです。ここで少し宣伝です。この『今週のキン肉マン』を再編集した電子書籍が発売されました。
前シリーズである『完璧超人始祖編』の初回からウォーズマンVSポーラマンまでが載っています。また、単行本化にあたり、大幅な加筆修正をしております。さらに、特典として書き下ろしの『オレ流超人批評』が付録で巻末についています。
取り上げられた超人は…ミスターカーメンです! 『完璧超人始祖編』が終了した上でのミスターカーメン評となり、サイト上でアップされているものとは異なる再批評版となっております。ご興味がありましたらぜひ。
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