今週のキン肉マン第460話-美しき悲鳴の行く末!!

今週のキン肉マン
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マグネット・パワーに慢心せず、純粋なパワーでネメシスを攻め立てるファナティック。ネメシスのテクニックをものともせず、必殺の『ファナティック・ビリーバーロック』で極めにかかる。

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新たなキャラ活用法の開発!

 複雑怪奇な立ち関節技にうめき声をあげ、手も足も出ないネメシス。その苦しむ様子を見て

ファナティック
ファナティック

ニャガニャガニャガ!

アナタでもこんな呻き声をあげるものなんですね~っ

ファナティック
ファナティック

魂が震えるような美声ですよ~っ!

と、サディスティックに喜ぶファナティック…別に韻を踏んだわけではありません(笑)。そしてこのあたり、彼の深層心理に根づく残酷な性格が顔をのぞかせます。

 この様子を吉貝アナが

しかし柔軟性に富むあのネメシスが、あそこまで苦しむとは意外です

と一声。これは吉貝アナ、グッジョブです。よいところに気づいてくれました。

 そう、ネメシスのフィジカルの特徴といえば、ロビンのタワーブリッジすら耐え抜くとんでもない柔軟性なんですよ。ですので、そのネメシスがここまで苦しむ姿はホント、意外なんです。

 そんな疑問の解決を託した先は…

どう思われますか、スカル・ボーズさん?

 キターッ! 作品内の解説者のポジションを、今まさに得ようとしているスカル・ボーズへの解説依頼、キターッ(笑)!

 なんだ? なんなんだ!? この妙な高揚感は(笑)! 彼にこのような枠割をあてがわれることに、ものすごい満足感を感じている自分がいるぞ(笑)?

 それが何なのかあらためて自問していると、ゆで先生が

キャラの新たな活用法を開発した

からだ、という結論に至りました。

 思えばこの刻の神編に突入して以来、

偵察部隊

助っ人殿しんがり

撤退戦の足

といったように、主戦以外の役割をあてがわれたキャラが多く存在することに気づかされます。そして共通しているのは、

彼らが登場するたびに、めちゃくちゃ盛り上がる!

という点なんです。

 そう、彼らは決して本業である超人バトルを行うわけではないのですが(100トンはまだわからんが…)、それぞれが持つ個性に合った、サポート業務で輝いているのです。

 その役割分担はまさに

適材適所!

といえるもので、それは個性豊かな超人軍だからこそ可能なバラエティさであり、役割をあてがいやすいという強みを見事に活かした、新しい表現技法の誕生だと思いましたね。

▲闘い以外の日常でいくらでも活躍が可能。

 そしてそれを利用した新しい役割分担が今回のスカル・ボーズの解説者であり、それが彼の年齢、シブい容貌、経験値、インテリジェンスという個性にガッチリ当てはまったからこその、高揚感なのだと思います。

 余談ですが、私はXで毎日「今日は何の日」というタグで、無理くりキン肉マンのエピソードを当てはめたネタを毎日発信しています。これを可能にしているのが

キン肉マンという作品の、恐るべきバラエティレンジの広さ

であることは間違いがないし、日々実感していることなのです。

 いやホント、キン肉マンには日常生活に密着したモチーフの超人がごまんといるし、エピソードもかなり日常生活にリンクしているので、「今日は何の日」についてはすごいカバー率なんですよ。

 この事実を世界中で一番痛感しているの、おそらくこの私だと思います。けっこう自信あります、これ(笑)。

 ですので、この新しいキャラ活用、表現技法は今後も多く披露される可能性が高いし、ぜひゆで先生には引き続きそれをお願いしたい次第です。いやホント、活躍できるシーンはわんさかありますよ、きっと。

ポストタザハマ?

 そんな適材適所な役割を仰せつかったスカル・ボーズが、試合の状況を注視し“なぜ体の柔軟なネメシスが苦戦しているのか?”について出した答えは

握力だ!

というフィジカル要素。これを聞いた瞬間、またもや私は

キターッ!

と大興奮。しかもその興奮理由は二つ。それは

  1. 握力の特性はあのキャラにつながるから
  2. スカルの解説が芯を食いすぎていたから

の2点です。

 まず1については、ファナティック=サイコマンであることについて、私が一番重要視していた部分がフィーチャーされたことによる興奮です。私は以前

 というのも、“巨握の掌”は技というよりは、超人が持つポテンシャルであって、生来の個性の側面が強いわけです。つまりフィジカルだけが共通していて技が異なる。これが“ファナティック=サイコマンの前身”の一番の説得力のような気がしてならないんですよ。

 ですので、私としてはこの試合、握力の強さだけをにおわす展開が一番燃えるかもしれません。

今週のキン肉マン第455話感想より

という持論を述べておりました。

 ゆえに今回の展開は、私の希望する要素がかなり強めの表現として登場したことになります。だからすごく興奮したんですね。

 そして2については、1の興奮すべき要素がスカル・ボーズの口からシンプルに語られるという、演出の素晴らしさに興奮したんです。

 個人的にはこれ、スカル・ボーズが解説者というポジションを不動のものにした瞬間だと感じました。その理由は以下の通りです。

  1. ネメシス苦戦の要因を、読者の誰しもが予想しなかった握力というフィジカルだと見抜いた(=彼がプロフェッショナルだというイメージの強固な確立)
  2. その解説が芯を食いすぎており、さらにファナティック=サイコマンというこの試合の裏テーマに対する強烈なピースを与えた(=その後のストーリーへの影響大)
  3. 1、2から生じる大きな影響力を、わずか3文字というシンプルさで達成した(=多くを語らずとも聞き手を震撼させるカリスマ性)

 わずか3文字。されど3文字。しかし彼はこの3文字で、確固たる地位を手に入れましたよ、間違いなく! だって闘いをわかっている解説者、という個性がビンビンに感じられるんですもん。

 こんなんされたら、もし私が格闘技番組のディレクターだとしたら

ぜひ解説はスカルさんで

とお願いしちゃいますよ(笑)。それくらい今回の彼の言動は、今後の彼のキャリアの大きなターニングポイントのような気がしますね。ポストタザハマはもう彼以外にあり得ない(笑)!

▲将来こんなスカルさんが見られるかも…(笑)?

意外な内面

 そんなスカル・ボーズの名解説により、ファナティックの『ファナティック・ビリーバーロック』の説得力は十分に。

 そして手も足も出ないネメシスに対し、ファナティックは

ファナティック
ファナティック

完璧超人筆頭でしたっけ?

ファナティック
ファナティック

自ら語った肩書が泣きますねぇ

と、相手を小バカにするイジりを投下。そこに微妙な男塾イジりを感じたのは、この際置いときましょう。あくまで個人的な感性ですので(笑)。

 そんなネメシスが一番嫌うイジりをされながらも、技から脱出できないネメシスは、激昂するどころか

確かに…今のままではなすすべがない

この抜け目のなさ…やはりサイコマンなのか?

せめて相手が完璧超人始祖だと思えば…

フフフ…ミラージュマン、やはりアンタたちの壁は厚い。

見込んでくれたアンタには詫びねばならん

オレの修行は…まだまだ…未熟だったと…

と、予想外のあきらめモードに入ってしまいました。しかも相手を完璧超人始祖クラスであると位置づけることで

完璧超人始祖が相手だから仕方ないか

という言い訳まで作ろうとしているんですよ、あのプライドの塊のような男が。

 これはネメシスの意外な内面を見た感じがしますね。そしてこれによって普段から彼が

自分<完璧超人始祖

という認識を持っており、読者の中ではおそらく評価はあまり高くないはずのミラージュマン(ゴメンね)に対しても

ミラージュ先輩、パネェっす!

という、深いリスペクトを持っていることがわかるのです。

 いや~、彼のこの思考は意外だったなあ。ネメシスって、たしかに位は完璧超人始祖の1ランク下である完璧無量大数軍に属しているけれども、

悪いけどオレ、始祖にも負けねぇよ?

という、天上天下唯我独尊の精神状態でいるものだとばかり思っていましたからね。それが

始祖は…ちょっと別格

というマインドを、実は持っていたんですね…。

 おかげで一気にそのステイタスが上がったのがミラージュマンですよ。圧勝されてしまった悪魔将軍戦のおかげで、その実力に疑問符がついる状態だったのに、今回のネメシス発言によって

あのネメシスにリスペクトされている…

しかも厚い壁認定された…!

と、その存在を見直される位置までジャンプアップ! これにはミラージュマンも

もっと…もっと言って、ネメちゃん!

と、電リクの嵐なのではないでしょうか、今頃は(笑)。

▲昭和世代懐かしの“電リク”

発動!エクストラパワー!!

 そんな気落ちしたネメシスに、ファナティックは

ファナティック
ファナティック

そういえばアナタはキン肉族でも歴代屈指の天才と呼ばれていたんでしょう?

それがこの程度とは

ファナティック
ファナティック

結局完璧超人もキン肉族も底が知れました

ファナティック
ファナティック

特にキン肉族には我が刻の神も少しは警戒されていたんですよ?

ファナティック
ファナティック

ザ・マンの意識すら改めさせたその力は要注意だとかなんとか…果たしてそうなんですかねえ?

と、ネメシスのもう一つの属性でもある“キン肉族”をもディスりにかかります。

 これを聞くに、やはり五大刻は生まれて短期間の間に、超人の歴史を刻の神から叩き込まれていますね。それこそ昭和の有名塾の如く、受験生をホテルにカンヅメにして行うような、徹底集中講義を(笑)。

▲最後の追い込み?

 そして刻の神がキン肉族を警戒しているという事実も判明しました。これはストロング・ザ・武道時代のザ・マンも同じような警戒心を持っていましたね。いつの世でも一目置かれるキン肉族、さすがです。

 ただこの後ファナティックが続けた蔑みによって、大きく潮目が変わります。

ファナティック
ファナティック

正式に王の継いだのはアナタの兄タツノリさんでしたっけ

ファナティック
ファナティック

聞けばアナタに比べて格闘技の才能なんて、てんでなかったらしいじゃないですか

ファナティック
ファナティック

言っちゃなんですがそんな能無しが王を継いで、その子孫が今の大王キン肉マン…それなら安心です

ファナティック
ファナティック

少なくとも格闘レスリングの実力でアナタを超えるこえることはないんでしょう

と、兄であるタツノリのことを罵倒された瞬間、ネメシスはキレます。いや正直ね、彼がタツノリを侮辱した瞬間に私も思いましたね。

あ…ファナティック、やっちゃったな、コレ

って。するとネメシスは

貴様は……言ってはならぬことをオレに言った

と、自分に言い訳していた弱気モードを完全に遮断し、逆に心の底から湧き上がってくるマグマのような怒りのパワーで発光しだします。

 ファナティックにとっては超えてはならない一線を超えてしまったという境地。完全に踏んだ地雷。それによって彼は

ファナティック
ファナティック

なんですか、この力は?

と、驚愕の体験をこれから味わうことになるのです。

▲ファナさん地雷踏んでるってよ(笑)。

タツノリが無能だと? お前が何を知っている!

お前ごときに言われたくない。

このオレが生涯をかけて義を貫き通してきた、唯一無二の男なのだ

オレにとってこの世で最も尊く気高き存在をお前ごときに……お前ごときに~~~っ!!

と、これまでにない凄まじいパワーを発動させたネメシスは、今まで手も足も出なかった立ち関節技から力で脱出。この突然に生じた迫力あふれる力強き行動に

ファナティック
ファナティック

なんですか、一体…なんなんですかこの力は…ひいいい~~っ

と、ファナティックは思わず悲鳴をあげます。そしてネメシス怒りのジャピングネックブリーカードロップにより、豪快にマットに叩きつけられるファナテック。

 きたきた、きましたよ~皆さん! 大叔父が大暴れするターンが! 1億パワーを誇る相手とのギャップを埋める唯一の方法・火事場のクソ力が! そしてそれに至るスイッチは、敬愛する兄・サダハルへの罵倒でした。

 いや~、前回もネメシスがファナティックにパワーで追いつくには、エクストラパワーの発動しかない、と書きましたが、まさにその通りになりました。

 ただリミット解除へのスイッチが、サダハルへのディスりだとは思いませんでした。でもたしかにこれが一番効くよなあ。なんだろう、この展開になるプロセスの説得力がすごくあるんだよなあ。

 そしてそう思う要因には、過去に挿入された真弓王子とボテチンとのエピソードがあり、それが今回の納得感に大きな影響を与えていることに気づくのです。

 あの時のサダハルには、兄タツノリへの尊敬の念がたしかにありました。彼が憎んでいたのはタツノリという個人ではなく、王政という仕組みそのものであり、そこで甘い汁を吸おうとする連中だったのです。

 それを知っているからこそ、兄を侮辱された彼の憤りに、とてつもない説得力があるんですよね。

リボーン・サダハル!

 ただし懸念点は、彼がこのような感情の起伏から生じたエクストラパワーに対しては、ずっと否定する立場をとってきたという事実です。その彼の信念や矜持が邪魔をして、せっかくのパワーを自ら阻むのではないかと。

 しかし今回ばかりはネメシス、

常に冷静沈着でいるのが完璧超人の理想形

キン肉族を捨てて以来、常にそうあり続けてきた

だが…今は感情に任せて構わない。

お前だけはこの力でこのオレが…その全身に刻み込んでくれる

キン肉星第56代大王キン肉タツノリの偉大さを…キン肉族の真なる力を…その身をもって知るがいい~~~っ!

と、完全に完璧超人としての誇りを捨ててまでの大咆哮です。もう見ていて拍手喝采です! よう言うた、ネメシス!

 そして内から湧き上がるエクストラパワーは、ネメシスの額の「完」の文字を、元々の「KINマーク」に変化させます。

 これはネメシスという完璧超人が、この場面のみキン肉王族・キン肉サダハルという超人に生まれ変わったことを、フォルムの面からも証明したことになりますね。つまりここからはネメシスvsファナティックではなく、キン肉サダハルvsファナティックだということです。

怒りのリボーン・サダハル!

 己の尊厳を汚された怒りから、莫大なエクストラパワーを見に纏ったキン肉サダハル。その気高き精神性を見たハラボテが、

ついに…とうとう帰ってきてくださった…あのサダハル様が…とうとう我らの前に帰ってきてくださったーっ!!

と、昔のエピソードを思い出しながら号泣し、次回に続く、です。

 そうなんですよね、よくよく考えたらハラボテ委員長にとっては、ネメシスはずっとサダハル様なんですよね。そんなメランコリックな気持ちでずっとヘリの中から試合を観ていたんですね。

 正直に言いますね。ぶっちゃけこの試合が始まってから、ボテちんとサダハル様の関係性は、一ミリも思い出していませんでした(苦笑)。今回のこの引きをみて、初めて気づいたという体たらくです。

 グム~ッ、これはなんという鈍感さ。なんという取りこぼし。キン肉マンファンとしては、とてもあらざるべきミステイク。それこそテリーがナツコさんのオーバーオールを間違えてズリ下ろしたときの

オ~、ミステイク!

と同じくらい痛恨なシチュエーションですね(苦笑)。

 さあ、そんな情けない状態ですが、次回はとうとうサダハル大叔父の無双ターンとなりそうです。この無双状態で一気に試合を決めることができるのか。

 はたまた、それでもファナティックの意外な一刺しによって無双ターンはしぼみ、やはり彼の軍門に下ってしまうのか。要注目です。

その他気になった点

 その他気になった点は

  • メキ、メキ、メキの描き文字デザインが独特。
  • 今回メキメキタイムが長いから、描き文字のバリエーションをつけるのも大変。
  • スカルさん、カッコよ…。
  • 相手が苦しむ姿を笑いながら見る、狂気が伴ったファナティック。
  • でもやはり表情が幼い。
  • ママの化粧道具を隠れて拝借し、顔に塗った女子のようにも見える(笑)。
  • ミラージュマンも尊敬されてるのね。
  • 「オレにとってこの世で最も尊く気高き存在…」の部分で、一瞬自分を意識したザ・マン(笑)。
  • ザ・マン「よしなさい、ネメシス。そんなみんなの前で尊いとか…」
  • ザ・マン「え? 私じゃないの? ウソ!?」
  • ラリアートを食らったときのファナティックの顔…(笑)。
  • ヒキガエルみたい(笑)。
  • ニャガァ。←NEW!
  • ネメシスはこれまで火事場のクソ力、発動したことはあるのかな…?
  • 今回もイヤデス女史の登場はなし。
  • そんなん、イヤです、ハリスン(笑)!
  • おトイレかな(笑)?

 こんなところでしょうか。しかし額のマークがKINマークに変わるとか、想像もつかないキレキレの演出をよく思いつきますよね。次回も楽しみです。

お知らせ

 さて、2024年7月7日よりとうとう待望の『アニメ・キン肉マン 完璧超人始祖編』が始まりました。それについての感想も書いてみましたよ。

 今回は第2話“恐怖の完裂地獄!!”~第3話“執念のテキサス・ブロンコ”です。完璧無量大数軍・マックスラジアルと、一人正義超人軍・テリーマンの闘いがついに始まりました。その感想となります。

 そしてこれを機に10年以上前の原作連載時の感想も蔵出し! 当時の私がどんな的外れな予想をしていたのかを晒すことで、時代を超越した笑える感想となっております。ご興味出た方はぜひ↓。

 超人批評は新作がアップされております! 今回は王位争奪編において、ビッグボディチーム以上の不憫な扱いを受けた真ソルジャーチームです。

 あまりにも描写が少なすぎて、彼らがどんなキャラだったのかはぶっちゃけわかりません(苦笑)。

 それでもそのフォルムからテキトーな想像をめぐらせて、

きっとこうだったんじゃないのかなあ?

という超人像を、勝手に書いています(笑)。

 さらにおまけとして、40年ぶりの彼らの同窓会も掲載。きっと笑える楽しいテキストとなっておりますので、よろしかったらどうぞ↓。おかげさまで大好評です。

 先日発表された、『超人総選挙2024』の結果分析なども書いてみました。各キャラの順位をカテゴリー別に並べ直したりして、さまざまな相関性や気づきについて書いております。

 いろいろと面白い結果が出ていますので、気になる方はぜひ↓。

 キン肉マン以外でも興味深いコンテンツを探している方はこちら↓なんていかがでしょうか。

 高校時代にゲーセンでハマりまくった、ニンジャアクションゲーム『忍-SHINOBI-』の思い出話です。

 そんなに爆発的人気のある作品ではなかったのですが、コツコツ覚えては進む“覚えゲー”の楽しさと、刺激的なボーナスステージに魅了されたタイトルです。

 メガドライブやゲームギアで続編が作られているので、SEGAにとっては確固たるポジションを持っていたタイトルだったのではないかと思われます。ぜひご覧くださいませ。

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コメント

  1. stuyshr より:

    アキラさん、こんにちは!!
    いやぁ、ついにネメシスのターン来ましたねぇ!!
    正直、私はこの試合、ネメシスの勝ちはないだろうと考えていたのですが、この展開ならむしろネメシスが勝つ流れになったなと思いました。
    まず、今回発動したパワーが、完璧超人としてではなくキン肉族の持つ「火事場のクソ力」であるという事。前試合のマリポーサはパピヨンマン戦で1億パワーを再び手に入れましたが、あれは結局邪悪神からもらったパワーで彼本来のちからではないのに対し、今回ネメシスが発動したのは元々キン肉族が持っている、ネメシスならぬサダハル大伯父自身の「火事場のクソ力」だろうという事。
    元々その肉体に宿っていたパワーなら、実際のパワー数値はともかく借り物の1億パワーよりも上ではないかと思えるのです。
    そして少なくともこれからのこの試合は、「完璧超人ネメシス」ではなく「キン肉マン(敢えてこう呼びます)・キン肉サダハル」として闘うという事。
    完璧超人として闘う限りネメシスの勝ちは厳しいだろうと思っていましたが、「キン肉マン」として闘うとなれば話は別です!!
    なにより、今回ファナティックの焦り、狼狽えようがこれまでとは全く違い、私には負けフラグに見えて来ました。考えてみればサイコマンも「グリムリパー」として闘った時は初戦なのにバッファローマンに負けたもんなぁ、と…(もちろんあの時とは状況が異なりますが…)
    あるいは、ファナティックがガチで負けるのではなく、サダハル大伯父のパワーに興味を持って一時撤退という形で勝ちを譲るという展開ももしかしてあるかも?と思いました。

    • stuyshr より:

      最初のコメントで書き忘れた事を少し…

      ・解説のスカル・ボーズ、なんだか以前より顔立ちがイケメンに描かれている気がします(苦笑)

      ラストの回想シーン、チビ委員長と一緒にいるのは真弓大王ですかね? いや、他に誰がいるんだと言われればその通りなんですが、ドワスレしてしまったので…(^ ^;

      • アキラ アキラ より:

        stuyshrさん、こんにちは。

        熱い感想、ありがとうございます。キン肉族としてリミットブレイクした彼だけに、負けられないという展開ですよね。
        ファナティックは刻の神編における重要なポジションのキャラだと思いますので、まだまだ気は抜けませんが、様子を見たいと思います。

        ひょっとしたら捕らえられているジャスティスマンも、何かしらの影響がでるかもしれませんね。

  2. ぼく、ブースカれす より:

    ネメシス、遂に「キン肉族」のサダハル様に戻って、逆転出来そうな雰囲気こそ出したものの、ファナティックには「時間超人」である奥の手がまだ残っているだけに、まだまだ全く油断は出来ない展開であります

    もしかしたら、サダハル様として勝てても、それこそ時間超人の能力で、遂にグリムリパーとして過去に戻ってしぶとくやり直しそうな気もしていますよ

    • アキラ アキラ より:

      ブースカさん、こんにちは。

      ネメシスがサダハルとしてリミットブレイクしたとすると、ちょっと負けられない展開ですよね。

      ただブースカさんがおっしゃるとおり、ファナティックはまだ時間能力を隠し持っているので、勝負がどう転ぶのか本当にわかりません。

      ひょっとしたらファナティックの撤退もあるのかな…など、いろいろな想像をしてしまいます。

      • ぼく、ブースカれす より:

        ファナティックは今回敗北したとしても、「絶対に、ただでは起きない(済まない時間)超人」と考えていますので、負けても数年後か数ヶ月後には復活すると思えますよ

        ファナティックみたいな性格の者は、個人的には関わりたくない性格でありますが、観ている分には面白いので、このまま復活して欲しい超人であります

  3. アオダイ より:

    幼少期の真弓、ボテちんとサダハル様とのエピソードはオリジン編で大好きなエピソードの一つです。それだけにラストの委員長の涙に思わず通勤バスでもらい泣きしてしまいました。
    ファナティックの不用意なひと言→ネメシス火事場のクソ力発動→大逆襲の流れはテリーvs魔雲天を思い出しました。あのときのテリーマンのラッシュももしかしたら火事場のクソ力だったのかな、なんて思っちゃいました。いや今週はアツかったです
    ちなみにネメシスはスグル戦の終盤で火事場のクソ力?らしきパワーが発動してマッスルスパークを返したことがありましたね。

    • アキラ アキラ より:

      アオダイさん、こんにちは。

      ここであのエピソードが挿入されましたね。なぜハラボテ委員長がヘリでここに駆けつけたのか、その理由がこれだったんですね。

      そしてネメシスの怒りのスイッチ、たしかに魔雲天戦のテリーと似てますね。あの時のラッシュもすごかったです。ひょっとしたらクソ力だったのかもしれませんね。

  4. uzuki より:

    >キャラの新たな活用法を開発した
    長年漫画家を続けてきたゆで先生ならでは+読者も大人になったのが大きいでしょうね
    少年誌時代にスカル解説されても「お前誰やねん?」or「なんでお前やねん」になりそうですし
    「バトル以外要らんわい」にもなりそうですし
    今回のスカル解説は大人向けキン肉マンの象徴的事件かもしれません

    大叔父のプライドの高さも生真面目さも根本にあるのはタツノリ王への敬愛でしょうからね
    そらあ自分の根本たる兄を侮辱されちゃあさすがのネメシスさんも
    サダハルに戻って切れ散らかしますよ
    これで戦局はますます読めなくなってきましたね
    これでサダハルが負けることはなさそうだけど
    それだと五大刻の顔見せ&実力お披露目というストーリーラインが崩れそうですけど
    今回を三国志という勢力争いとしてみると相手の拠点を潰すってのは
    勢力を広げる上で重要だからやりそうでもあるし
    一人敗けなファナティックが取り返すために攻めるって横軸も出来そうです

    あの額のマーク85巻のゆで問答で嶋田先生が色々答えてたんですけど
    その時にはすでにこの回の構想があったのかなあ
    どちらにせよこれ以上ない形で設定を昇華させるゆで先生に脱帽です

    • アキラ アキラ より:

      uzukiさん、こんにちは。

      キャラの新たな活用法は、今後のいろいろとゲスト参加の期待が持てるので、その意外性も含めて楽しみですよね。そしておっしゃる通り、読者サイドの見方の成長も大きいのでしょうね。

      私はマリポ監督が撤退戦を行ったように、ファナもそれがあり得るかな、なんて感じています。この試合だけで終わらない展開もあるのではないでしょうか。

  5. アトール より:

    アキラさん、こんにちは

    ネメシスついに覚醒しましたね!自分は委員長の激励とかで覚醒すると予想してたのでタツノリは予想外でした。それとタツノリより真弓の方が無能だろってちょっと思ってしまいました(笑)
    怒りのリボーンサダハルの絵もいいですね!鬼神の如きと言うか何か熱きものを感じました。

    名解説者スカルさんも相変わらずいい味出してましたね。多くを語らず的確に「握力だ」と言う姿、渋くてカッコいいです。これって総選挙の時期がちょっとずれてたら10位解説者のスカルボーズとかもあったんじゃないでしょうか?(笑)あとアキラさんの大好きなイヤです、ハリスンさんですが次回、委員長に対して何かセリフがあると思います。

    • アキラ アキラ より:

      アトールさん、こんにちは。

      そうですね、タツノリへの侮辱がリミット解除のスイッチだったのは予想もしませんでした。怒りのリボーンサダハル、雰囲気出ていたのであれば嬉しいです。

      スカルはかなり持っていきましたね~、たった三文字で(笑)。これ、総選挙が今だったら、スカル入れちゃったかもしれないです(笑)。

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