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決まりました。BP砲ことゴッドセレクテッドとマイティハーキュリーズの闘いは、BP砲夢のツープラトン『ゴッドブレス・リベンジャー』が決まり、BP砲が見事な勝利。では最初から振り返りましょう。
フェニックス、ビッグボディがお互いのフェイバリットの体勢に入るも、イデアマンとノトーリアスは、それを破れるとまだまだ余裕の表情。
まあイデアマンは、『マッスル・リベンジャー』をダイヤモンドヘッドで一度破っていますからね。そういった余裕があるのは理解できます。
ただノトーリアスが『メイプルリーフクラッチ』を破れる自信がどこからくるのかはよくわかりません。まさに“言葉の意味はわからんが、とにかくすごい自信だ”状態です(苦笑)。
しかしフェニックスは、超神二人がそういった態度をとるのはお見通しです。その余裕を打ち破る二の矢がフェイバリット同士の合体でした。
この試合、フェニックスが一貫して試合の先読みをし、敵の行動を封じ込める策を出しているという描写が顕著です。このあたり、彼の属性である“知性”の特徴をふんだんに披露していると思います。
ビッグボディの親分的豪放さが目立ちまくっていますが、実は彼もしっかりと自身の役割を果たしているんですよね。
あの目立ちたがり屋で高慢ちきで、プライドが鬼高の彼が、粛々と裏方に回っているといいますか、縁の下の力持ちキャラに徹しているんですよ。
これ…実は彼にとって、キャラ進化の重要なターニングポイントなのかもしれませんね。裏方に徹する天才。それってまさに、参謀のキャラそのものじゃないですか。
派手じゃないけど、なんか別角度の路線でカッコいいですよね。
たしかに“目立つ”という役割は、主人公であるスグルに任せておけばいいんですよ。今回の試合ではビッグボディですけどね。
でもその目立つべき存在を、より光らせるようにシナリオを書き、指示をする参謀。渋いじゃないですか。自己を押し殺し、己の役割に徹して辿り着いた先に、こんなにも魅力あふれるポジションがあった。
これは犯した罪を猛省し、不退転の覚悟で自己変革を決意したフェニックスの努力の結晶が引き寄せた、唯一無二のポジションであると感じてしまいました。
そしてそれを成し遂げたフェニックスを、“あっぱれ”と評価したいです。
フェイバリットの合体については、物理的にどうなるかが気になっていました。結果『ゴッドブレス・リベンジャー』は、イデアマンの頭部をビッグボディの右肩口に載せ、ビッグボディが両手でそれをロックするという、至極シンプルなものになりました。
簡単に予想できるフォルムだったので、それに対する驚きは少ないのですが、イデアマンの固すぎる頭頂部ではなく、首関節を攻めるという狙いがあるとの理由づけによって、このフォルムが正であることの説明を果たしています。
これは“今できうる最大限の破壊力を求めて演算した結果、こういう形になったにすぎないんですよ”という、フェニックスなりのメッセージが入っている、とも言えます。
そう思うと、予想通りの形なんだけれども、このツープラトンには技の裏側に存在するある種の深みを感じてしまいます…って、私だけかな(苦笑)?
また、個人的には合体に至るまでの精神論、根性論も気に入っています。
このツープラトンは、フェニックスの知性から織りなす緻密な演算により企画・立案されますが、実際問題、現場の工事については物理的に難しいムーブだったわけです。
そこでフェニックスが出した指示が

なんとかしろ、ビッグボディ!
という、知性も論理も無視した仰天根性論ですよ(笑)。
この発言は自身のキャラクターを全否定した発言といってもよく、裏を返せば計算では証明できない、別次元のパワーがあることを彼が素直に認め、そしてそれをビッグボディの持つポテンシャルに賭けたことを表しています。それが

お前ならできる。だからパートナーに選んだーっ!!
という、魔法の一言です(笑)。
もうね、完全に無茶をいうホワイトカラーの管理者ですよ。でもそのホワイトカラーの魔法の操作術に呼応して、ブルーカラーの現場監督が奮い立っちゃうんですね。それが

オレの命、お前に預けたーっ!!
です(笑)。いや~ゆで先生、凸凹コンビならではの魅力あふれる描写を見事に描ききりましたね。脱帽です。
勝利後の二人の会話、そしてリングインしたスグルを交えての会話がまたいいんですよ。
孤高キャラのフェニックスを、頭の悪い二人(笑)が手を広げて受け入れる様子は、見ていて嬉しくなります。おそらくスグルとビッグボディって、気が合うよな。素のままに生きている者同士で(笑)。
ここで虫の息のイデアマンが、意味深なことを口にします。
要は今回下天した12名の超神の中には、“超人の殲滅”というよりは“超人がいる地上に興味がある”という意識が強い者が数名存在している、という事実です。
これは調和の神軍のイデオロギーが、一枚岩ではないことを指し示しているとも言えます。つまり…超人側につく超神がいるかもしれない、という可能性が見えてきたわけですね。
さて、ここでフェニックスが主催した“カピラリアの欠片”争奪対抗戦は一区切りついたわけです。超神側はザ・ナチュラルがサタンクロスから奪い取った1つのみなので、このラウンドは超神側の惨敗といえるでしょう。
ここから調和の神がどういった闘いを提案してくるのか。各地に散らばったメンツが、次鋒としてそのまま闘うのか。それとも日を変えて違うコンセプトの闘いを行うのか。
超神側の大将である調和の神が、正義超人側の大将であるスグルと同じ場所にいることも気になります。
まさかねぇ、ここで調和の神VSスグルが始まるとは考えづらいですよ。まだ早いですもんね。その辺も含めて、次の展開が楽しみです。
その他気になった点は
- ビッグボディは合体直前に、何気に“火事場のクソ力”が発動している。
- 塔っぽいフォルムで、『ゴッドブレス・リベンジャー』は『マッスル・ドッキング』と似ている。
- 足だけでノトーリアスを固めるのは大変だったろうな。
- イデアマンは『キン肉バスター』を食らっているようにも見える。
- イデアマンの首を両手でロックするビッグボディに、『改良阿修羅バスター』感を感じる。
- フェニックスを肩口に抱えて喜ぶビッグボディ。いい構図。
- フェニックスとビッグボディが、こんな関係になるとはなあ。感無量。
- フェニックスが参謀としてグイグイくると、ミートの役割が侵食されるのかな?
- あの時ビッグボディって死んでなかったんだ(笑)。
こんなところですかね~。


コメント
うーん、あっさり決着がついてしまいましたね。超神側のこのような惨敗はないだろうと読んでいただけに、今回は大外しです(笑)。でも、このまま負けてしまうと神も何もあったものじゃないので、次ラウンドへの期待が高まりますね!
管理人さん、フェニックス大好きじゃないですかw
オレもですwww
もう一週ノトーリアスを目立たせる場面があると思ってたんだけどなあ
まあ流れ的には自然な決着か
おかげでノトーリアスが牙生えてた子以外のイメージがあまりないけど(汗
個人的に先週までの狂気演出が言うほど狂気に見えないんですよね
そこら辺がちょっと物足りないかなあ
さて調和の神がどう出てくるかが問題ですが
単に描写してないだけかもしれないけど
勝敗を意に介してなさそうなんですよね
これで更に裏があるとか出てきたら、ますます話が分からなくなっちゃいますね
管理人さんの言う通り、BP砲のタッグは最高でしたね!
王位争奪戦では、チームメイトとは空回りばかりしていたフェニックスですが
ビックボディとは、不思議なぐらい歯車が合いすぎるww
そして試合後の二人の会話と、それに割り込んでいくスグルも最高でした。
奇しくも王位候補の3人が集結しているので、これからもがっちりチームを
組んで超神に挑んでいくんですかね。
次回も超楽しみです。
まだ下天していない調和一派の神、いて欲しいなって思ってます。
超人の神越え=世界の崩壊、って認識してる数人の神が。
で、先行した超神たちの結果を受けて「実力行使で確実に滅ぼすべし」って判断をして下天してくると。
あ、皆ジャスティスレベルの冷静且つ無慈悲(超人を見下したりしていない)なメンツってのが理想的です。
BP砲(こちらの呼び方が親しみあります)見事な勝利でしたね!ハーキュリーズは片や超人の心の力の何かに気付き、片や暴走一直線になってしまい、違うベクトルに行ったままでお互い交われなくなった時点が勝負の分かれ目だったかなと思います。
合体技は難しいと思っていましたがネックブリーカーという手がありましたね!私もマッスルドッキング系とおもいました、カッコ良かったです!
ビックボディさんは本当にカッコ良くさせられてますね。でもビックボディらしいカッコ良さなので全く違和感ないです(笑)。またフェニックスも相手を尊重する部分も加わり本当のカッコ良さがでてきたと思います。
第二ラウンドどんな方向性になるか?ロビン、パワーアップしたジェロニモも加わるか?また楽しみです!