今週のキン肉マン第343話-神聖なるタッグ!!

今週のキン肉マン
スポンサーリンク

【注意】
この記事には
作品の感想が記載されています。
場合によっては
意としないネタバレとなりうるため、
読み進める場合には
十分ご注意ください。
また、著作権保護の見地から
この記事をご覧いただく前に
①Webサービス版
②紙媒体の購入
等でオリジナルの作品を読み終えてから
以下の記事を読み進めることを
お勧めいたします。

 前回は“とうとうあの英国紳士超人復活か?”という引きだったのですが、今回はそれに対する続報はなしです。ゆで先生、引っ張るなあ。お預けをくらっている気分ですよ(苦笑)。

 さて、自分の命を託したマンモスマンは、リング上で大の字です。息も絶え絶えに最後に口にしたのは…かつての主であるフェニックスに対するエールでした。

 実はマンモスマンのフェニックスに対する心情も、密かな注目点ではありました。というのも、時系列にいえばこの時点での両者の関係は、けしていいものではなかったからです。

 先の王位争奪戦で、フェニックスにいいように使われた挙げ句、最後には“用なし”という非道な扱いで切り捨てられたマンモスマン。そんな関係性を考えると、今回フェニックスの要請に応えて闘ったこと自体、奇跡的ですらあります。

 フェニックスは今回の闘いにおいて、知性の神からの要請を受けてその腰を上げました。ただその時の反応は「あんたとは金輪際関わり合いたくない」という、嫌悪感を丸出しにしたものだったわけです。

 マンモスマンにとってもきっとそれは同じで、フェニックスからの協力要請がきたときにはおそらく

あんた、よくオレの前に顔を出せたな。

という反応であったと思われます。マンモスマンにとってのフェニックスは、フェニックスにとっての知性の神に等しいからです。

 ですので、彼が最後にフェニックスに対して

絶対にしくじるんじゃねぇぞ…大将

とエールを送ったのは、ちょっとした驚きでした。

 ただ“プライドの高いアンタが、頭を下げた”とマンモスマンは言っているので、以前の仕打ちに対しては、きちんと謝罪をしたのかもしれません。

 そのフェニックスの真摯な態度と超人存亡の危機、そして神との闘いという戦闘的好奇心、それらが折り合わさって、今回の参戦となったのしょうか。そして彼は崩れたリングごと、炎の中に消えていくことに。

 これを境にシーンはローマのコロッセオに転換されます。マンモスマンの散り様を見たフェニックスは

ヤツはきっちりと仕事を果たしてくれた

と口にすると、「自分は自分の仕事をするだけ」と切り替えます。

 一見冷たそうですが、彼の性格を考えると最大級の賛辞ですよね(笑)。いろいろと感情表現が面倒くさい方なので、わかりづらいですよね(苦笑)。

 そしてBP砲に相対する超神コンビもフードオープンです。一人は髪の毛がアフロ系で、北欧チックな出で立ちの“理性の神”イデアマン。ぱっと見で感じたのは…ウルトラマンキング(笑)?

 鼻から下が似てるな~って思うんですけど、皆さんいかがですか? 彼で超神も4人目ですが、まさかここでウルトラマンキング似の、オヤジ系超人が現れたのにはびっくりです。ゆで先生、なかなかに勝負を賭けてきた感じです。

 ただこのイデアマン、今までに超神と比べると、登場シーンがちょっと地味です。やっとフードが取れたわりには、大ゴマでのアピールシーンはなく、淡々と試合が続きます。

 そして自身と知性の神との因縁について、フェニックス相手に世間話をした後で、やっと1ページを使って自己紹介です。

 初見インパクトを無視したパターンでの登場は、最近では珍しいですよね。なんか扱いこれで大丈夫なのかな? と、こちらが不安になってしまいました(笑)。

 さらにもう一方の超神もイデアマン同様、小さめな露出を経てからの大ゴマ紹介です。第一印象は…ガオン? 彼はガオンじゃないんですか(笑)?

 なんか…似てるよなあ。その名は“狂気の神”ことザ・ノトーリアス。マスクやボディスーツにチャックがついているので、オーバーボディ感ありありですね。

 そして二人は超神の中でも、最強のタッグ屋としてならしてきたらしいです。そのチーム名は“マイティハーキュリーズ”。超神にもタッグ屋が存在していたことが驚きです。

 というか、神々って普段から格闘技で競い合っているんですね。そもそも論で、この作品における神々の通常形態がよくわからないんですよ。デフォルトで彼らがどういう状態なのか。

 よくある表現で、顔だけの場合があるじゃないですか。思念体の表現というか。スグルの王位受任式時の神々はそれでしたよね。それが正だとすると、普段彼らは肉体がない状態なわけです。

 でもあるときは普通に肉体を伴っているじゃないですか。邪悪五神が陰謀を企てているときとか、過去の神々の会議風景とかにでてくるあれです。

 あの時の肉体というのは、どういう扱いなのか。元々肉体があるのに、なぜに下天するときは、わざわざ1万パワーを使って受肉し、別の形態になる必要があるのか。

 ちょっとね、このあたりの設定がまだフワフワしているので(笑)、正直よくわかりません。神々の世界での肉体は、地上では維持できないという仕組みなのかもしれませんね。

 勝敗予想としては…BP砲の勝利で。なんか今回から“ゴッドセレクテッド”というチーム名を、アナウンサーからつけれらたようですが。BP砲のままでいいんだけどな(笑)。

 やはりフェニックスの2連敗はありえないでしょう。相手の超神もいうほど強そうではない…というか、一見いちげん臭を漂わせているので(苦笑)、大丈夫でしょうと。

 ただこれまでフェニックスチーム勢は必ず落命の運命なので、フェニックスも試合に勝って命を落とす、という結果はあるかもしれません。ビッグボディはしぶとく生き残るかもしれませんが(笑)。

 というか、最近のビッグボディはキャラが立ってきたので、捨てるに惜しいキャラのステイタスを確立しつつある、というのが私の見立てです(笑)。

 あとポイントとしては、イデアマンと旧知である知性の神が、試合にどう絡んでくるのか。イデアマンとの何かしらのコミュニケーションはあると思うので、あのメガネが何を言い出すかも注目です。

 その他気になった点は

  • 今回のラーメンマンは、男塾でいうところの富樫・虎丸扱いのように見える(笑)。
  • イデアマンはファッション誌『LEON』あたりの登場を目指して欲しい(笑)
  • 実は“イケジジイ”キャラとしての、新たなキャラ像確立を期待しています(笑)。
  • イデアマンの笑い声は「ヌガッ、ヌガッ」。
  • フェニックスに“変人だな”と即座に斬り捨てられるイデアマン(苦笑)。
  • 礼儀はわきまえているイデアマン。さすがは理性の神。
  • ノートリアスとは、“悪名高い”というような意味らしいです。
  • 猫耳がある限り、何をやってもかわいくなりそうなノートリアス(笑)。

 こんなところです。そうそう、キン肉マン最新刊74巻、発売中ですよ。

楽天ブックス
¥484 (2021/12/12 15:44時点 | 楽天市場調べ)

コメント

  1. REVOY より:

    イデアマンはウイングマンの敵ポドリムス人(特にゴーストリメル)にも似ていると思います。

    • アキラ アキラ より:

      REVOYさん、こんにちは。

      ウイングマンのポドリムス人! 懐かしいですね。この固有名詞がスッと出てくることに胸躍ります(笑)。

      そしてそのご意見…おっしゃるとおりです(笑)。

  2. 柩幸 より:

    イデアマンは……
    老けたミスターアキレスと言うイメージを持ちました(笑)
    タッグ名が所謂ヘラクレスから取られているのが気になりますね。
    イデアマンも多分ミスターアキレス同様にギリシア超人扱いの超神になるでしょうから。
    ノートリアスのゼブラ感とイデアマンのギリシア+ナイスミドルな風貌によるパルテノン感と……ゼブラ&パルテノンのタッグとフェニックス&ビッグボディの試合っぽさに見えなくもないと(笑)
    ノートリアスのオーバーボディ感は強いですね。二世の超人っぽいというか……。

    • アキラ アキラ より:

      柩幸さん、こんにちは。

      ミスターアキレス…またレアなところから攻めてきましたね(笑)。言わんとしていることは理解できます(笑)。

      ノートリアスは確か二世超人っぽいですよね。

タイトルとURLをコピーしました