今週のキン肉マン第280話-終末の奥義!!

今週のキン肉マン
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 アリステラの“神超え”という野望を聞いたフェニックス。そして「神の超人強度は1億パワー…これが森羅万象の最高値であり、なおかつ一般の超人には決して到達不可能な数値とされてきた。しかしその常識を破る可能性のある突然変異が現れた。それがキン肉マン…だから誰もがあの男を警戒した。だがまさかその2体目がこの世に現れようとは…誰も予期せぬ出来事だったろう。それも神の目も届かぬほど遠い辺境の地でこうもひっそりと…」と、アリステラのポテンシャルが本物であることを実感します。

 さらなる進化の真っ只中にいるアリステラは「超人強度は生まれながらにして不変。そんな常識はクソ食らえだ。その定説を最初に覆したのがまさにキン肉マンの“火事場のクソ力”。ディクシアから初めてその報告を受けた時、オレは心躍ったよ。オレとは違う方法だが、それでもオレ以外にそんな超人がこの世にいてくれたことに。そして確信した。神の世界はこれで終わると」と、スグルの存在を同志のごとく感じていたこと、そして宿敵である神の撃破に確信を持ったことを宣言します。

 さらに「しかもキン肉マンが目立って神どもの目を引きつけてくれたおかげで、オレはその間誰にも知られることなく己の超人強度を密かに伸ばし続けることができた。己以上の強者とぶつかり、その闘いの中で相手に呼応して己の限界値を上げていく…オレ独自の方法で!」と、スグルを隠れ蓑にしてパワーアップのノウハウを会得してきたことを告げて攻撃に入ろうとすると、危険を察知したフェニックスは先手をとって片足タックル。

 しかしパワー負けすることなくそれを潰したアリステラは「感じるぞ! お前の1億パワーに呼応してオレの力がさらに限界を超えていく…オメガの魂のバイブスをーっ!」と、フェニックスを抱え込んだ後、上空にホイップしてオメガハンドでキャッチ。そして「次はその得意の受け身ごと粉砕してやる。今一度あの技で! Ωアポカプリスクラーッシュ!!」と、序盤に出した危険な技を再度敢行。

 まともにそれを受けたフェニックスでしたが「まだまだ…」と、瀕死ながらもなんとか立ち上がってこようとします。そこで融合した知性の神が「どうしたフェニックス。お前の力はこんなものじゃないはずだ! 今のお前には神の力が宿っている。こんな傷など…その奇蹟の力をもってすれば」とハッパをかけて後押しすると、フェニックスは不死鳥の如く再び蘇えります。

 それを見たアリステラは「そうだ、そうこなくては。この程度で倒れられては甲斐がない。オレがお前に神の憑依を許したのは、オレ以上の力をその身に宿してもらうためともうひとつ、さらに大きな理由が存在しているのだから。それもわかるな、お前なら!」と、フェニックスの復活は想定内であり、それを見越した狙いがあることを告げます。

 しかしフェニックスは「関係ない! 自ら課した禁を犯してまで得たこの力で、オレはお前を地獄へ道連れにしてやるまでだーっ!」と、アリステラを頭突きで空中に突き上げていき、三度目の『マッスル・リベンジャー』のセットアップに入りますが、アリステラは落ち着いてフェニックスをオメガハンドでキャッチしてそれを阻止。フェニックスの体勢を逆転させると、ディクシアの必殺技であった『Ωカタストロフドロップ』の体勢に固めます。

 「こんな技ごときーっ!」とフェニックスは脱出を図ろうとしますが、「さすがだな! ディクシアが使っていたのは不完全な技だった。これでは首のクラッチが完全ではなく逃げられる。だがオレがここで使うのは…さらなるその進化形だーっ! そう、お前が神の力を宿すことを許した最大の理由! それは果たしてこの技で同じ神のレベルであるザ・マンを倒すことができるかどうか、その試金石とするためだーっ!!」と、両足の裏でフェニックスの両側頭部を挟んで完全に固定。そのまま猛然とリングに突っ込んで叩きつける『Ωハルマゲドンアベンジャー』を豪快に炸裂させます。技をまともに受け吐血するフェニックス。

 そこで舞台は東京の超人博物館にスイッチ。運命の4王子がそれぞれのマスクを手にした部屋に入ってくる男が一人。その手が唯一残っていたキン肉マンソルジャーのマスクを手にして次回に続く、です。

 アリステラの大胆不敵な“神超え”宣言で、物語は大きく動き出しましたね。彼の発言で興味深いのは、不変であるはずの超人強度を増加する人物・スグルに対し、親近感を得ていたという部分です。イレギュラーはオレだけじゃなかったんだ、とでもいうような、同類を見つけたときに感じる喜び、共感。まさに同志を見つけたとも言えるような思いを口にしています。

 前回私はアリステラのことを“オメガのスグル”と表現しましたが、まさしくそんな雰囲気になってきました。大きく違うのは、スグルは神々に対しての復讐心を持っているわけではなく、しかも“神超え”など意識していないところです。

 なのに邪悪神といい、ザ・マンといい、“危険分子”としてターゲットにされたのはスグルという皮肉(笑)。言うなればアリステラがやるべき“打倒神”は、すべてスグルに代行してもらったということになります。

 とはいえ、スグルが矢面に立っている間を好機と、余念なく自己研鑽を行うなど、なかなかにしたたかです。ただその間にスグルが神を成敗してしまったことについては、先を越されたという感覚はなかったんですかね。

 ザ・マンに関しては悪魔将軍が打ちのめしているので、こちらも乗り遅れた感が強いです。それともあれかな、トドメを刺していないから、アリステラにとってはまだまだターゲットなのかな。あくまで命を奪うこと、殲滅を目的にしているということなのでしょうか。

 また、彼はその他に物理的数値で神を超えることを命題にしているようです。つまり超人強度で1億パワーを超えること。ここに大きな意義を見出しているようですね。例えるならば、その上はないといわれる“光速”をも超える速さを手に入れる、といった感じでしょうか。

 彼のパワーアップの仕方は自分以上の力を持つ相手と闘って己の限界値を超えていく方法だそうです。感情による瞬間の爆発力でパワーを上げるスグルの方法とはまるで違う方法論ですが、前回身を挺してアリステラを救った三鎗客のおかげで、スグルの方法も会得するきっかけを掴んだようなので、瞬間的な1億パワー超えは目の前かもしれませんね。

 そのために踏み台にされたフェニックスはもうなされるがままです。『Ωアポカプリスクラッシュ』で叩きつけられ、意地の『マッスル・リベンジャー』もセットアップの時点でなんなく攻略される。

 そしてとうとう奥の手の『Ωカタストロフドロップ』のムーブですよ。しかもその弱点を考慮した上位技『Ωハルメゲドンアベンジャー』に進化しての実行。このあたり、悪魔将軍の『地獄の断頭台』→『神威の断頭台』のムーブを思い起こさせます。技を解いた後の描写はまだなされていませんが、ちょっともうダメでしょうね、フェニックスは。残念ながら。

 そして最後にファンを高揚させる展開が。とうとうアイツが現れました。そう、運命の王子で一人だけいなかったアイツ…ソルジャーマン!! 違いますね、アタルですよね、多分。でもこれでソルジャーマンだったら日本中がひっくりコケるので、それはそれで面白いんですがね(苦笑)。

 4王子VS六鎗客の対抗戦がひと段落し、アタルが何を考え、どのような行動を取るのか。意外と六鎗客サイドにつく、なんて展開もありそうですよね。次回も楽しみです。

 その他気になった点は

  • “超人強度不変の法則”については、すでにバッファローマンも逸脱しているよな。
  • “バイブス”とはノリやフィーリングのスラングだそうです。
  • 最近フェニックスは計算式を出さないな。そんな余裕はもうないのか。
  • 『マッスル・リベンジャー』は完全に攻略されちゃったな(泣)。
  • しかしオメガハンドは便利だな。
  • ソルジャーマスクに徐々に伸びていく手の影の演出、いいな。
  • ショーケースを破壊しないで取り出す人は誰もいないのね(苦笑)。

 こんなところでしょうかねえ。

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