【キン肉マン】超人総選挙2024の結果を大分析(その1)。

オレ流近況報告-2024年
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はじめに

 みなさん、こんにちは。

 超人総選挙2024の結果が発表されました。今回は100位まで発表されたランキングを、さまざまな視点からカテゴリー分けをして、面白い発見等を分析していきたいと思います。

 その前に、オフィシャルで発表されている投票結果を各自ご覧くださいませ。第30位まで発表されている公式サイトのこちら↓

第6回 超人総選挙2024 - キン肉マン公式サイト

をご覧いただくか、100位まで細かく発表されている『キン肉マンジャンプ vol.5』をご覧いただいてから、以下をお読みいただくことをお勧めいたします。

BEST5

 ではさっそく超人総選挙2024のベスト5から見ていきましょう。

第1位(1,981票)

キン肉アタル

第2位(1,823票)

悪魔将軍

第3位(1,759票)

ロビンマスク

第4位(1,757票)

ウォーズマン

第5位(1,618票)

キン肉スグル

 このBEST5、実は前回の総選挙2021と全く同じランキングなんですよ。つまり3年の時を経ても、この5人は不動の人気を誇っているんですね。

 ちなみに前回の総選挙は2021年の10月~11月が投票投票期間でした。その時のお話は、ちょうどジェロニモがバベルの塔の試練、ジ・エクスキューショナー戦に勝利した頃です。

 そして今回の投票の締切時は、ちょうどキン骨マンがテリーマンに新しい義足をプレゼントし、電撃和解をしたあたりですね。

 つまり今回の投票はネプチューンマンvsリヴァイアサンあたりからマリポ監督vsパピヨンマンあたりまでが一番新しいストーリーとして更新された状態であり、そこで活躍した超人が記憶の面で有利だったといえるでしょう。

 ところがです。今回のツートップ、アタルと将軍サマは…この3年間、どちらともまるで活躍シーンがない! なのに1-2フィニッシュを飾ってしまいました。

 これ…何気にすごいことですよね。活躍シーンがなくても1-2て…もはや

一体全体、どうやったらこの二人に勝てんのよ?

って感じです(苦笑)。

 このツートップに共通していることは、圧倒的カリスマ性と大人としての色気と渋さ、でしょうか。

 有言実行、不言実行、背中で語る、このような黙して語らずという雰囲気が、男としての憧れを読者に強烈に抱かせているのかもしれませんね。

 個人的にはそろそろキン肉マンに1位を取ってほしいんですよ。というのも、第二シーズン以降の彼は大きく成長したと思っているからなんです。

 人を受け入れる懐の深さ、ボーダーレスの全方位コミュニケーション、分かり合おうとする姿勢と慈悲の心、そして…洗練されていく強さ。

 上位二人にはスマートさではかないませんが、泥臭く取っつきやすいオーラを持っている彼は、人間的にひじょうに魅力あふれていると思うんですよね~。あ、もちろん今回私は彼に投票しましたよ。

6位~10位

 ではトップテンの後半です。

第6位(1,138票)

キン肉マン マリポーサ

第7位(1,051票)

ブロッケンJr.

第8位(892票)

ザ・ニンジャ

第9位(803票)

バッファローマン

第10位(796票)

キン肉マン ビッグボディ

 大躍進をはたしたのが6位のマリポ監督。これは投票のタイミングがちょうど活躍時と重なったという幸運もあるのですが、純粋に彼のキャラが成長したことが大きいと思いますね。

 とにかく大人の色気がすごいんですよ。冷静沈着、不動心、強さ、そして色気。どちらかというとアタルと将軍サマのツートップに近い魅力の出し方ですよね。逆に言えば、その二人に次いで現れた、第三のカリスマなのかもしれません。

 そして7、8、10位のキャラも、この期間に大きな活躍シーンがなかったキャラでした。1、2位を含めると、トップ10中の半分のキャラが、活躍なしにランクインしたことになります。

 つまりそれまでの活躍の貯金でランキングを維持しているキャラだと言ってもよく、11位以降の超人にとっては大きな壁となる超人だといえますね。

 でもまさか…ビッグボディがそんなランクに位置するキャラに成長するとは…涙なくしては語れませんよ、ホント(泣)。

 その代わり、過去の人気投票で1位を取ったことのあるラーメンマンやテリーマンですら、最近はトップ10に入れなくなってきましたね。恐ろしい時代になったものです。

正式? トップ10

 とはいえです。過去の栄光があるラーメンマンやテリーマンは、実は票が割れているんですね。

 カメハメもそうなのですが、モンゴルマン、2代目、初代グレートと、もう一つのペルソナを持っているキャラは、そちらにも票が流れちゃうんですよ。

 ですので、これら割れた票を一つにまとめた正式? トップ10を再編成すると、以下の通りとなります。

第1位(1,981票)

キン肉アタル

第2位(1,823票)

悪魔将軍

第3位(1,759票)

ロビンマスク

第4位(1,757票)

ウォーズマン

第5位(1,618票)

キン肉スグル

第6位(1,138票)

キン肉マン マリポーサ

第7位(1,051票)

ブロッケンJr.

第8位(771+191=962票)

ラーメンマン(モンゴルマン)

第9位(892票)

ザ・ニンジャ

第10位(729+102=831票)

テリーマン(2代目グレート)

 けっこうランキング、変わりますよね。一気にアイドル超人色が強くなるトップ10になります。これを見るとラーメンマンとテリーマン、まだまだ頑張れてるな、と思いますね。

 ちなみに11位以下は

第11位(247+580=827票)

カメハメ(初代グレート)

第12位(803票)

バッファローマン

第13位(796票)

キン肉マン ビッグボディ

とずれ込むことになります。

テーマ別ランキング

 ではここからはテーマ別にランキングをまとめて、気づいたことを書いていきたいと思います。

レギュラー正義超人ランキング

 まずは正義超人軍団のレギュラー層を比較してみましょうか。

第3位(1,759票)

ロビンマスク

第4位(1,757票)

ウォーズマン

第5位(1,618票)

キン肉スグル

第7位(1,051票)

ブロッケンJr.

第11位(771票)

ラーメンマン

第13位(729票)

テリーマン

第25位(328票)

ウルフマン

第38位(165票)

ジェロニモ

 先ほど紹介したように、ラーメンマンとテリーマンの補正を行うと彼らは900票、800票となりますので、ブロッケンJr.とさほど離れていません。

 やはりウルフマンとジェロニモは彼らと比べると断層が大きく、ちょっと置いて行かれているイメージとなってしまいますね。

7人の悪魔超人ランキング

 では7人の悪魔超人でのランキング比較をしてみましょう。

第9位(803票)

バッファローマン

第15位(620票)

ブラックホール

第21位(389票)

ステカセキング

第33位(205票)

アトランティス

第36位(181票)

スプリングマン

第54位(80票)

ミスターカーメン

第85位(31票)

ザ・魔雲天

 やはりバッファーBHのツートップは強いですね。でも7人の序列は前回の2021と変わっていないようです。

 ただ3番手にランクインしたステカセキングは、全体ランクを8つも上げていますね。これはあの鬼教官との読切の影響が大きかったんでしょうね~(笑)。

 これで過去に放った大風呂敷発言である

オレが暫定的リーダーだ

についても、徐々に実績が伴ってきたように感じます(笑)。

 カーメンと魔雲天は安定のドンケツ争い(苦笑)。でもカーメンの方が魔雲天の倍以上の得票数を取っていることを考えると、魔雲天の最下位脱出は、よほどのイベントがないと難しいかもしれませんね。

 ちなみに魔雲天とナツコさんは同数票の85位なんですけど、実はこの二人、前回もお互い同数票(28票)の78位でした。

 ナツコさんが魔雲天を撃破したテリーの奥さんであることを思うと、妙な因縁を感じますね(笑)。

悪魔六騎士ランキング

 では悪魔超人の上司である悪魔六騎士のランキング比較をしてみましょう。

第8位(892票)

ザ・ニンジャ

第12位(760票)

アシュラマン

第20位(407票)

スニゲーター

第28位(261票)

サンシャイン

第41位(129票)

ジャンクマン

第64位(61票)

プラネットマン

 悪魔六騎士も前回と比べて序列に変更はないようです。これ…完全に六騎士のリーダー格はザ・ニンジャとなってきましたね。

 アシュラマンとサンシャイン、バベルの塔であれだけ活躍しても、留守番(笑)のニンジャにかなわないんだもんなあ…。女性票を相当獲得してるのかな? ニンジャ。

 教官はステカセへの熱血指導が、ランキングを維持する原動力となったようです。

王位争奪編ランキング

 続いて王位争奪編登場キャラのランキングです。運命の五王子や団体戦登場キャラの中、このシリーズに初登場したキャラでまとめてみました。

第1位(1,981票)

キン肉アタル

第6位(1,138票)

キン肉マン マリポーサ

第10位(796票)

キン肉マン ビッグボディ

第17位(490票)

マンモスマン

第23位(388票)

キン肉マン スーパー・フェニックス

第32位(215票)

キン肉マン ゼブラ

第34位(199票)

レオパルドン

第42位(126票)

オメガマン・ディクシア

第60位(72票)

サタンクロス

第61位(71票)

ソルジャーマン

第68位(59票)

キング・ザ・100トン

第72位(49票)

ミキサー大帝

第73位(48票)

バイクマン

第80位(34票)

プリズマン

第85位(31票)

ミスター・VTR

第98位(23票)

ウールマン

 王位争奪編に限って見てみると、まず運命の五王子のヒエラルキーが下剋上を起こされていますね。

 アタルは除外するとして、連載当時は1回戦負けだったマリポーサとビッグボディが上位、それに決勝、準決勝に進んだフェニックスとゼブラが続く、という形です。時代ですね~。

 さらに団体戦に参加した超人のツートップは、マンモスマンと…なんとレオパルドンです!

 これ前回もそうだったんですけど、実力的に圧倒的説得力があるマンモスマンの隣に並ぶのがオメガマンでもサタンクロスでもないレオパルドン。痛快です(笑)。まだまだあのランペイジマンの闘いでの勇姿は継続しているんですね。

 あと滑り込みでランクインしているウールマン、妙にウケます(笑)。

超人血盟軍ランキング

 では超人血盟軍だけに絞って見てみましょう。

第1位(1,981票)

キン肉アタル

第7位(1,051票)

ブロッケンJr.

第8位(892票)

ザ・ニンジャ

第9位(803票)

バッファローマン

第12位(760票)

アシュラマン

 いや~、いつもながらレベルが高い結果です。ドンケツでアシュラマンの12位ですから。やはりそれだけ軍団結成のインパクト、準決勝での闘いに、皆さん思い入れが強いことを象徴していますね。

 というか、このレベルの高い人気投票のトップ10に4名(8割)も入ってるって、とんでもないですよ。

完璧無量大数軍ランキング

 続きまして完璧超人です。旧作の完璧超人は、全員こちらに入れてみました。

第19位(433票)

ネプチューンマン(完狩)

第28位(261票)

ネメシス(完肉)

第59位(77票)

ネプチューンキング(完傑)

第66位(60票)

ケンダマン(完球)

第85位(31票)

スクリュー・キッド(完抉)

第92位(27票)

ピークア・ブー(完恐)

第98位(23票)

ターボメン(完遂)

 トップはネプチューンマン。さすがは完璧超人を象徴する超人といえるでしょうか。そしてそれに次ぐのがネメシス。

 キン肉マンとの激闘、ロビンマスク、ラーメンマンという実力者を連覇するという実績が評価されています。

 しかしながら、それ以外の新規完璧超人は苦戦していますね。マックスラジアル、クラッシュマン、ダルメシマン、マーリンマン、マーベラス、ジャック・チー、ポーラマンが100位圏外と、爪痕を残すことはできませんでした。

完璧超人始祖ランキング

 では完璧超人の最高幹部である完璧超人始祖はどうでしょうか。

第2位(1,823票)

悪魔将軍

第14位(693票)

ジャスティスマン

第18位(437票)

サイコマン

第21位(389票)

シルバーマン

第40位(159票)

ザ・マン

第45位(106票)

ガンマン

第49位(100票)

ペインマン

第68位(59票)

ミラージュマン

第78位(35票)

シングマン

第80位(34票)

アビスマン

第95位(24票)

カラスマン

 ゴールドマン(悪魔将軍)が圧倒的なのですが、なんとかジャスティスマンとサイコマンが20位以内にいるといった感じです。

 ただ第二シーズンから生まれた超人だけで見ると、この二人がツートップなんですよね。ですので、どうしても思い出補正が強くなりがちな第一シーズンのキャラに対して、いい勝負をしていると思います。

 超人界のドンという、圧倒的個性を手に入れたザ・マンですら40位ですからね。第一シーズンのキャラがどれだけ強いのかがよくわかります。

 そして全体的な傾向として、正悪超人連合軍に勝ったキャラは上位に、負けたキャラは総じて下位に陣取っています。このあたり、わかりやすくて面白いですね(笑)。

 そんな完璧超人始祖の中での不名誉な最下位は…カラスマン。ネバーとモアも悔しがっていることでしょう…。

第二シーズン初出場ランキング

 では連載が再開された第二シーズンに誕生したニューフェイスキャラに絞って、ランキングしてみましょう。

第14位(693票)

ジャスティスマン

第18位(437票)

サイコマン

第26位(316票)

オメガマン・アリステラ

第27位(270票)

大魔王サタン

第28位(261票)

ネメシス(完肉)

第30位(257票)

マリキータマン

第37位(175票)

ランペイジマン(戒律の神)

第39位(160票)

ザ・ワン(調和の神)

第40位(159票)

ザ・マン(慈悲の神)

第43位(121票)

オニキスマン(維新の神)

第45位(106票)

ガンマン

第49位(100票)

ペインマン

第51位(96票)

パイレートマン

第56位(79票)

ザ・バーザーカー(自制の神)

第58位(78票)

パピヨンマン

第66位(60票)

マグニフィセント(洞察の神)

第68位(59票)

ミラージュマン

第71位(55票)

ペシミマン

第76位(42票)

ファナティック

第78位(35票)

シングマン

第80位(34票)

アビスマン

第82位(33票)

コーカサスマン(修練の神)

第82位(33票)

ジ・エクスキューショナー(進化の神)

第85位(31票)

ラプラス

第92位(27票)

ピークア・ブー(完恐)

第93位(26票)

バイコーン(憤怒の神)

第95位(24票)

カラスマン

第98位(23票)

ターボメン(完遂)

 第二シーズンのニューフェイスは、14位のジャスティスマンが最高位。『完璧超人始祖編』の裏主役ともいえるサイコマンが18位。

 先ほども述べましたが、ジャスティスマンほどの強さと頼もしさ、サイコマンほどの生き生きとした粘着個性をもってしてもこのランクに留まるという結果は、いかに第一シーズンのキャラが強いか、ということがわかります。

 そんな中、『オメガ・ケンタウリの六槍客編』からはアリステラとマリキータマンが健闘、『調和の神編』ではランペイジマンとオニキスマンが健闘しています。それでも20位以内には入れませんでした。

 『調和の神編』のラスボスであるザ・ワンは、ライバルのザ・マンを1票差で抑えて39位。超人界のニ重鎮が、ほぼ同数で並んでいるのは興味深い結果です。

 サタン様は…ニューフェイスではないのですが、実体を伴って登場したのは第二シーズンからですからね。一応入れておきました。でもあの見掛け倒しのポンコツ具合が逆に可愛らしくて人気がありますね(苦笑)。

 ニューフェイスで予想外の結果を残したのが、ザ・ワンの愛鳥であるラプラスくんでしょう。多くの超人を乗せて健気に働く姿に愛らしさを感じてしまった読者が激増。

 その下にランクインされたバイコーンや、100位にも入れなかった他の超神(イデアマンやノトーリアス、リヴァイアサン)からしたら、

カンベンしてよ!

と、立つ瀬なしでしょうね(笑)。

おわりに

 以上、超人総選挙2024大分析その1、でした。

 いかがでしたでしょうか。シリーズや軍団ごとに結果を抽出すると、また違ったキャラクター相関図が見えてきますよね。

 次回はもう少しカジュアルな視点で、脇道に逸れたようなテーマでのランキングも含めて分析してみたいと思います。ではまた。

コメント

  1. アトール より:

    アキラさんこんにちは

    総選挙大分析すごく面白かったです!独自のランキングそして感想すごく読み応えがありました。やはり第1シーズンのキャラは強いですよね。投票の際「入れないといけないよな」って感じになるんですよね、第1シーズンのキャラ達って(笑)

    それと今回の結果についてアトールではなく超人凶器として物申させていただきます(笑)
    アタルの1位なんだが彼の強さ、人格、カリスマ性に惹かれて投票した奴はそれでかまわん。しかし見た目がカッコいいという理由で投票した奴、あれは本来のアタルじゃねーぞ!あのカッコいい見た目は超人凶器ソルジャーマンが元祖だ!だから見た目で投票した奴はこのオレにも票を入れるべきだ!

    ちなみにアトールは彼に票を入れてません(笑)

    • アキラ アキラ より:

      アトールさん、こんにちは。

      楽しんでいただけたのであれば幸いです。そうなんですよ、やはり第一シーズンのキャラは強いんですよね~。やはり皆さん、幼少期の思い入れが強いようでして。
      そして超人凶器の主張、これは気づかなかったですね~(笑)。たしかにおっしゃる通り、外見はソルジャーマンから奪ったものですからね。今後アタル票にはその部分をマイナスして集計した方がいいのかな(笑)?

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