最近、野島伸司づいています。

オレ流近況報告-2020年
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 CSのフジテレビTWOに入っているんですけど、ここで昔のドラマを再放送してくれるんですよ。私好みの80年代後半バブル期ドラマです。私好みといいながら、実はリアルタイム時はあまり観てなかったんですけどね。恋愛ドラマとかまだ興味なくて。

 でも再放送時(といっても90年代のこと)に少し観た気がするので、誰が出ていて、どんな舞台背景だったかはなんとなく覚えているんですよ。それを今回また観て「ああ、こんなんだったなあ。懐かしいなあ」という体で楽しむのが醍醐味です(笑)。

 最近再放送してくれたのは『愛しあってるかい!』と『君が嘘をついた』です。どちらもバブル最盛期の1988年、1989年の作品です。偶然にもどちらも野島伸司脚本ですね。

 『愛しあってるかい!』はスラップスティックな学園ラブコメディーで、とても荒唐無稽な作品です。陣内孝則扮する破天荒男子校教師を中心に、ヒロインである全盛期の小泉今日子とベタベタなコメディーを繰り広げます。舞台も原宿に居を構える男子高と女子高で、しかも敷地が隣同士というご都合主義(笑)。

 そんな作品は、全体を通して当時の浮かれている社会をそのまま反映したような色合いが濃く、なんとも軽い感じなのですが、逆にその軽薄感がたまらなくいいんですよ。もう一度あんな右肩上がりの社会に戻りたい~みたいな(笑)。若き日の柳葉敏郎も出演していて、いわゆる“ギバちゃん演技”を惜しみなく披露してくれます(笑)。

 さらに主人公トリオの最後にエントリーするのが、バービーボーイズのKONTAです。当時『目を閉じておいでよ』が大ブレイクしていたので、その上げ潮を受けてのキャスティングだったのでしょうか。『目を閉じておいでよ』は、個人的にはレーザーラモンRGと椿鬼奴コンビのモノマネがツボで大好きなんですが(苦笑)。

 『君が嘘をついた』は、トレンディドラマの王様ともいえる三上博史が主演です。もう三上博史=トレンディ、トレンディ=三上博史といっても過言ではないかもしれません(笑)。そしてその脇を強固に固めるもう一人のトレンディ俳優が布施博。このコンビは鉄板ですね。

 この作品も主人公軍団はトリオで、その最後を飾るのがなんと大江千里です。当時のキャスティング、三人目はミュージシャンじゃなけりゃいけなかったのか? という疑惑さえ浮かびそうですよね(笑)。でも主役チームの三人目というポジションは、実験をするにはもってこいだったのかもしれません。これが予想外の化学変化を生むかもしれないですし、未知なキャスティングにはそんな期待があったのかもしれませんね。

 対する女性陣は、麻生祐未、鈴木保奈美、工藤静香とこちらもバブリー(笑)。トレンディドラマの女帝だった浅野温子と浅野ゆう子、いわゆるW浅野の次を担う鈴木保奈美がとてもバブルなにおいを醸し出します。麻生祐未は今でも年相応の役で活躍していますよね。いい女優さんです。ちなみにこの当時の工藤静香の髪型は、全国のキャバ嬢が全員マネしたとかしてないとか(笑)。

 あと何気に脇役でよく出ているのが宇梶剛士です。上記の2作、両方ともそれなりのポジションで出演しています。ちょっとびっくりしました。元暴走族の総長だとは思えないくらいの愛嬌と、ちょっと抜けてる二枚目半ぶりがとても印象的でした(笑)。あと中野英雄もチョロチョロ出ています。

 ちなみにこの2作品は、エンディングでNGシーンを流しています。昔は半期に一度くらいのスパンでありましたよね、NGを集めた特番。『NG大賞』とか。でも最近は全然ないんですよね~、あれ系の番組。なんでなくなっちゃったんでしょうかね。あれ楽しかったのになあ(笑)。

 最後は『ひとつ屋根の下』です。これは年末の一挙放送をとりあえず録画しておき、いつか観よう、観ようと思っていてほったらかしにしていたやつです。ようやく観ることができました。偶然にもこれも野島伸司脚本です。ホント、ここ最近は完全に野島伸司に支配されてしまっています。

 『ひとつ屋根の下』もかなりストーリーが強引で荒唐無稽な大家族ホームドラマなのですが、しっかりと泣かせにかかるんですよ。毎朝一話ずつ観ているのですが(早起きなんです、私)、毎日涙腺をゆるませながら会社に向かう始末です(苦笑)。主演の江口洋介の髪型がどうみても宅八郎にしか見えないけど、泣かせるんです。

 また大家族ドラマよろしく、必ず家の中で乱闘騒ぎが起きます。多いのは家長たるあんちゃん(江口洋介)と、鑑別所あがりの三男・和也(いしだ壱成)の乱闘です。地元では手がつけられないと恐れられていたワルが、腕力であんちゃんにはまったく歯が立たないところが少し気になるのですが、それが家長の強さなのでしょう(苦笑)。そしてこれらのシーンは野島伸司が『寺内貫太郎一家』をオマージュしているのかな、とも思いました。

 ちなみにヒロインの酒井法子は、このときが女性として全盛期だったような気がします。かわいくてキレイなんですよ。まさか昔のりピー語やのりピー音頭で一世を風靡したなんて感じさせないくらい(笑)。なのになあ…なんで…(自粛)。

 こんな感じで毎日ノスタルジーに浸った生活をしています。大丈夫なのかな、こんな後ろ向きな生活してて(苦笑)。

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