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解 説
『JOJO』は、その台詞回しがなんとも個性的であり、作品の魅力の一つとなっています。いうなればこれこそ荒木飛呂彦ワールドの真骨頂とでもいいましょうか。
そして、この号ではJOJO史上においても、記録に残るべき名言がなんと2箇所にわたって登場した、記念すべき回だったのです。
あ、名言というのは私の独断ですけどね(笑)。ではまず一つ目。スピードワゴンがディオに向かって言い放ったセリフです。

ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーーーーーーーーーッ!!
「ゲロ以下」という表現が、なんとも直線的かつ下品で、衝撃的でした。そして二つ目。観念したかにみえたディオが、ジョジョに向かって己の決心を宣言したときのセリフ。

おれは人間をやめるぞ! ジョジョーーーーッ!!
「人間をやめる」という表現は普通でてきませんって。
しかしこれから石仮面をかぶって、吸血鬼になるディオにとっては、これほどしっくりくる表現もないわけであり、改めて荒木飛呂彦の非凡さを感じずにはいられないわけです。
伊達にセリフの横に点々がついてませんよね。最高です。


コメント
アキラさん、こんばんは!
名作というのは殆どのセリフが名言と言っても過言ではないですね!
扉絵のキャッチコピー「ロマンホラー真紅の秘伝説」も作品を表す言葉なのですが……
全く言葉の意味はよく分からんが、
とにかく凄い自信です!
あまひよさん、こんにちは。
ジョジョは印象的なセリフというか、荒木節が多くて魅力的ですよね。
でも「ロマンホラー真紅の秘伝説」というのは担当さんが勝手につけたらしく、荒木先生自身は「なんじゃこりゃ?」と思っていたと、どこかで読んだ記憶があります(笑)。